「ありがとう!どうしてしてくれたの?」と聞くと、ママが喜ぶかなっーと思って
離婚にまつわるアレコレ・・・今日のイベントです。15分程度お話しする江成です。
■母親の主婦的視点もひとつの課題■
シングルマザーが生活を安定させることが難しい理由のひとつに、「子どもの側にいないと・・・」と考えてしまうことがあります。保育園や学童などの社会インフラが遅々として進まないという現状が、一番の課題であることは間違いないですが、別視点で見ると、母親の主婦的視点という課題もあります。
私は、ひとつの視点のみで考えても、シングルマザーの生活困窮の課題は解決しないと考えています。社会インフラが進まないことは訴えていきながらも、できることを探して解決へと進みたい。できることは自分のみでできることから進めるのが、スピードが速いです。
お子さんが小さくて、ご自身が30代以下なら、5年、10年スパンで考えることも可能ですが、お子さんが中学生以上で、ご自身が40代半ば以上なら、時間がないのでスピードを速めないと子どもへの影響が大きくなります。
スピードを速めないといけない場合、社会インフラに頼っていられない。子どもの年齢を考えると社会インフラに頼る必要性も低くなります。このゾーンにいる場合、シングルマザーの意識の方が課題となってきます。
とは言え、意識の変化は年齢が上がるほど難しくなるのも事実。女性が生活困窮しないためには、子どもの頃から自立心を育てることが重要となるでしょう。
■母親が働くことが難しくなり、生活困窮しやすいという負のループに・・・■
「愛されるコミュニケーション講座」や「個別相談」では、働く環境を整えるため、子どもを自立させましょうと伝えています。「子どもの側にいないと・・・」と考えている場合、子ども自身も母親に世話してもらうことに慣れてしまい、自立心が育たない傾向は強くあります。結果的に母親が働くことが難しくなり、生活困窮しやすいという負のループに陥ります。
個別相談で子どもの自立を促す方法をお伝えしたりしていますが、その日に実行された方から感想をいただきました。
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昨日はお時間頂きありがとうございました。あっという間に時間がたち驚きました。
早速夕食時いつも息子がするのが当たり前。だった、お箸の準備を息子がしたときに、「いつも助かるんだよね、ありがとう。〇〇ちゃんがしてくれるからすぐ食べれる!」と伝えたところ、自然に何も言わずにお茶の準備までしてくれました!
「ありがとう!どうしてしてくれたの?」と聞くと、ママが喜ぶかなっーと思って。と、答えてくれました。
させるだけで、当たり前になっていた自分に反省すると同時に、ありがとうと言うと自分も気持ちよく、忙しい時間でもイライラせずに過ごせてる事に気付きました。
そのあと、イライラしてしまいすぐには全部できないよね…となりましたが、まず自立させる。応援団になってもらう、の第一歩はクリアのはず?です。 一気には難しいけど徐々に自立に向けた信頼関係を築いていきたいです。 ありがとうございました。
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■親が子どもの可能性を引き出すコミュニケーションスキルを身につければ■
お子さんが9歳以下だと、その場で結果がでることが圧倒的です。
何故なら「子どもとは、そもそも素晴らしい人間だから」です。それだけだと私は感じています。
親が子どもの可能性を引き出すコミュニケーションスキルを身につければ、子どもの自己肯定感が育ち、主体性を持ち、大人になって幸せになっていきます。
これって母親も楽になるんです。働きやすい環境はもちろん、イライラすることもかなり減ります。
いつも笑顔でいられる毎日を、コミュニケーションを変えることで送れます。