生活の安定は47歳までに、シングルマザーの安定

今日か明日には、7人のおばあちゃんになる江成です。

夜中に娘の陣痛が始まり、4時過ぎに病院に送ってきました。
病室に寄り添うことができないので、玄関で連れられて行く娘の後姿を見て、「頑張れ」と声を掛ける。

私が長女を産んだのが21歳。同じ年です。「頑張れ」
コロナ禍ということで、この後誰一人として赤ちゃんを見に行くことはできません。楽しみは退院までお預けです。

■「自立は47歳までに達成」と言っている理由■
時々テーマにしている、50代からの自立。
かなり厳しいと感じています。

何が厳しいかと言うと、社会側の受け入れよりも、本人のマインドです。私も52歳なので分かりますが、どうしても年齢を重ねると、「できない」が言いにくかったり、若い人に学ぶことをプライドが許せなかったり、また、「何もしてこなかったのね」と思われているような気がしてしまう、ということもあります。

私が自立支援をしている中での肌感覚ですが、30代なら日本シングルマザー支援協会の自立支援プログラムにのれば、70%の方は収入を上げ自立した生活になる事が出来ます。50代になるとグッと下がって30%程度という印象です。この差は歴然です。間の40代でも60%程度の印象があります。50代でグッと下がるんです。

日本シングルマザー支援協会が、「自立は47歳までに達成」と言っている理由はここにあります。

専業主婦を10年、20年とやっていると、視野が狭まってしまうのも事実としてあり、「夫が嫌だ」という感情が全ての事実の前面にあり、経済的背景が見落とされがちです。

相談時も、「離婚したら今までの生活は送れませんよ」と伝えても、「それは不安だけど夫が嫌なんです」と、夫が消えてくれることが一番の望みで、その後の生活を構築するという視点にはなかなか進んでくれない。それでは離婚後生活困窮が手に取るように見えるので、「自立を考えましょう」と訴えていきます。

■50代だからこそ、しっかりと計画を!■
50代の離婚の場合、養育費より財産分与でその後の生活構築も大きく変わります。ある程度夫の年収があり、子育ても終わり、持ち家率も高いです。感情は一度横に置き、とことんお金の計算をすることをお勧めします。自分の老後資金が確保できるのであれば、自立自立と焦らなくて済みます。

相談者の特徴としては、自分のお金がない、というケースがとても目立ちます。自分のお金が無くても、財産分与ができればあなたのお金です。ここは専門家を入れてしっかりと把握し、50代だからこそ、しっかりと計画をして進めていきましょう。