そばにいることより、可能性をつぶさないこと

昨日無事に、7人目の孫が産まれた江成です。

 

■子育てをしながら働くのを当たり前と思っている■
父が入院している病院も行けませんが、四女の病院も行けません。家族はやることがありません。
水曜日に退院なので、新生児を久々に抱っこしたいと思います。長女も次女も、出産で実家に帰ってきたのは一番上の子だけなので、7年ぶり?に赤ちゃんとの1ヶ月間の生活が間もなくはじまります。

四女は我が家では唯一、コロナの影響を受けています。夫が飲食店勤務なので給料がかなり減っているようです。それでも会社が大きいこともあり、店が閉まっていても解雇はせず、別の企業で働くという手筈がされています。素晴らしいです。夜が中心だった生活から朝が早い仕事に変わっても、文句ひとつ言わずに働く四女の夫も素晴らしい。こうやってコロナ禍を乗り越えています。

四女とは、産後の仕事についてたくさん話しました。四女も飲食店勤務だったのと、夫の転勤で大阪に越したこともあり仕事を辞めていました。子どもを早めに保育園に預け、何をして働けばいいかと二人で話しました。私は介護の資格を取ることを進め、四女もその方向で考えているようです。

五女が介護士として既に働いているので、仕事の素晴らしさはよく理解しています。これからの女性は子育てをしながらも働くことを当たり前にしてしまった方がいい。私がそう考えているし、そうやって生きる姿をみせてきたので、子どもたちも違和感なく子育てと仕事を両立して生活しています。

■誰の影響を受けてできた考え?■
では私がどうして働き続ける選択ができたのか?一番影響を受けたのは母でした。母もシングルマザーだったので、子どもの頃から一生懸命働く姿を私と妹に見せてくれていました。このおかげで今があると思います。

他に記憶として残っていることが二つあります。
ひとつは長女を出産した病院の看護師さん。「あなたは働きたいの?だったら早めに保育園に入れた方がいいわよ。保育園は社会性が育つし、お母さんが働くなら、早く預けた方がいいから」と言われました。どんな人だったかなんて全然覚えていませんが、私はこの時21歳。「そうか、保育園だ」と素直に思いました。

保育園に長女を通わせながら働いていた時に、保育園の先輩ママに「子どもは3人産みなさい、子どもたちの中に社会ができて、働きやすいから」と言ってくれた人もいました。この人のことも全然覚えていませんが、言葉は鮮明に覚えています。この言葉を胸に、気づいたら5人になってました(笑)

他にも会社の先輩に言われた言葉も記憶に残っています。私が35歳くらいの時です。「子どもはね、手を掛けちゃダメ、目をかけるの」これも印象深かった。20歳くらい上の方だったし、仕事も出来る方だったので、「はい」と思ったのを覚えています。

一番に母親の影響を受けていますが、その母親の影響を土台として、私は多くの周りの先輩ママたちに言葉を投げかけてもらい、素直に受け入れてきました。こうやって私の考えは出来上がってきたんです。

必ずしも働くことが正しい訳ではないです。ただ多くの方の相談に乗っていると、割合的には働き続けている人の方が困ってないし楽しそうなのは事実です。

少なくとも、「母親は子どもの側にいる方が、子どものため」を当たり前と思う人を少なくはしたいと思います。子どものためとは、そばに居ることではなく、子どもの可能性を潰さないことです。