シングルマザー本人と子どもたちの幸せという大きなメリット

昨日も今日も取材を受ける江成です。
シングルマザーの真実、伝われ~、伝われ~、自立の方法がたくさんあること、届け~、届け~



■改めて「シングルマザーとピグマリオン効果」■
先日ブログで、「シングルマザーとピグマリオン効果」という記事を書いた。ダメでできない子としてシングルマザー支援を考えていることに、疑問を投げています。

コロナ禍の中で国がやっていることは、「国民は出来ない子」前提のコミュニケーションを取っているから緊急度を感じなくなったという記事を読んだ。読みながら今こそ、「信じる」「期待する」というコミュニケーションに変化しないといけないことを改めて感じた。

シングルマザーの起業支援のひとつで、ソーシャルインパクトボンド(SIB)の事業に関わらせてもらっている。SIBとは2010年にイギリスではじまった官民連携による社会課題解決のための投資スキームとのこと。SIBの導入により、地方自治体が抱えている社会課題を民間企業に委託することで、革新的な事業の実施とコスト削減が期待されているそうです。

税金の無駄使いを、良い形で民間企業により解決できるのです。

■シングルマザー本人と子どもたちの幸せという大きなメリット■
シングルマザー支援でも、自立が促進されることにより、児童扶養手当が削減でき、納税者が増えるというメリットがあります。何より、シングルマザー本人と、その子どもの未来が拓き、親子で幸せになれるということが最大のメリットでもあります。

シングルマザー支援こそ、民間の力(真の自立ができる仕組み)を取り入れ、どんどん実施していくことだと感じています。現状は転職支援でも収入がアップされることもなく、転職できても生活は変わらない・・・ことがほとんどなのです。また、手当を上げるだけで、抜ける仕組みを提示されないので、「自立までの支援」ではなく、「貰い続けるには?」を考えてしまう報告に進み、結果的には生活困窮が進んでいるのです。

シングルマザーは可能性を秘めた人材である。という前提で物事を考え始めるだけで、企業にとっては雇用したい人材となり、シングルマザー自身も必要とされる喜びで自信を取り戻し、その背中を見て育つ子どもたちは自主的に自分の人生を切り拓いていくようになるのです。

子育てを見ても、「できない子」が前提で叱る子育てが多いことを感じます。私たちはみんな、個々によって違う個性の中で多くの可能性を秘めています。子どもたちの「できること」に意識を持ち、褒めて育てれば、子どもたちは勝手に幸せになる。親もその方が楽ですね。