本気で生活の安定を目指すシングルマザーのためのゴールとは?
企業との連携が増えると、シングルマザーの可能性が拡がります。それが何よりも嬉しい江成です。
■シングルマザーの自立は簡単です■
ちょっと偉そうなことを言ってもいいですか?すいません、先に謝ります。
シングルマザーがどうして、ずっと、貧困かの理由は分かります。原因が分かるので解決策もあります。この理由を知ることはそれほど難しくないのですが、逆に、どうして解決できなかったのか?の方が、私は不思議です。
この課題だけではなく、何年、何十年経っても解決できないことって、解決策が間違っていると考え、基本に立ち返って方法を考え直した方が解決しやすいと感じます。シングルマザーの貧困の課題も、解決できない理由は基本に立ち返ってないことではないかと感じるのです。
今決めつけていることを一旦止める、ここ重要だと感じます。
シングルマザーの貧困を考える時、「シングルマザーはみんなお金がない」と考えるのを止めました。「仕事よりも子どもの側にいることが重要」と考えるのも止めました。「社会(企業)側の責任のみ」と考えるのも止めました。
シングルマザーとは?で考えるよりも、この人は?と個人で考えた方が解決方法は増えます。これもひとつの多様性です。相談業務が多様性に対応していないことも、解決できないひとつの大きな理由でしょう。
■本気で生活の安定を目指すシングルマザーのためのゴールとは?■
シングルマザーの生活安定をゴールとした時、私たちが基本に立ち返り、見つけた課題は、「シングルマザーの意識改革」でした。本当に解決したいのならば、ここがスタートになります。
働くことを自分事として教わる機会が、多くの女性には無いのです。今だに「男性が外で働き、女性は家庭を守る」ことを軸として考える社会です。その考えを持った社会の中で育ち、その考えの親に育てられてきたのです。
しかし現実社会はその考えとは全く違うものになっています。社会全体としてそのことに気付いていないので、人材不足でも女性の活用を推進できていないこと、妻が働くことを嫌がる夫、そしてモラハラ、男性もひとり世帯主状態がきついので、家族を養うことへの嫌悪感、自分ばっかり大変感を持つ人が増えています。ここがまた離婚の原因、養育費問題にも繋がります。
本来、意識改革は全ての人に必要なことですが、それがあまりできる人がいないので、誰かからやらなければいけない。と考えると女性が先ず意識改革をするのが効果的と私は考えます。何故なら、「子どものため」という大義名分が一番通用するからです。
■子どもたちのために母親ができること■
子どもは未来です。子どものためが一番通用する人は、必然的に未来をよくしたいと考えています。自分が意識を改革することで、子どもたちの未来が守られるのなら、それくらいやれるのが母親の強みです。
日本シングルマザー支援協会では、「主婦脳から世帯主脳へ」を謳い、シングルマザーが世帯主の意識となり家計を担う方法を伝えています。
全ての人が直ぐにできることではないですが、聞いただけで「そうですね」と変われる人がいるのも事実です。伝え続けることで、できる人から広がり、時間が掛かる人もいずれ出来るようになる。その繰り返しの中でシングルマザーの貧困の課題は解決されていきます。