シングルマザーの自立、「考える力=突破力」の強化
運動してから寝ると、いつもより良く眠れる江成です。
■「考える力=突破力」の強化で自立が早まる?■
シングルマザーの自立の支援をしている中で「考える力」が自立にも影響していることが分かる。「考える力」とは、言い換えれば突破力です。自分の頭の中で、今の課題をどうやって突破していくかを私たちは考える。この「考える力=突破力」を強化することで自立がしやすくなります。
突破するには?を考えると、必然と未来を創造します。未来を創造することができれば、「このままじゃヤバイ」と危機感を感じることもできます。または「解決策をやることで安心できる未来がある」と確信できることもできます。
「考える力=未来を構築する力」でもあります。
■教育費が心配、貯蓄がない、子どもが5歳の場合は?■
個別相談では、個々の状況に合わせた未来を想定したヒアリングをします。
例えば「教育費が心配、貯蓄がない、子どもは5歳、養育費3万」という方の場合、収入を3万円上げることで、養育費を全て貯蓄に回すことができます。月に3万を子どもが15歳まで貯めると、360万貯まります。これでもかなり教育費の心配は無くなります。次にどうやって3万の収入アップをするのか?を考えます。パートや時短で働いているのであれば、正社員になり手取り年収を36万上げていきます。この時、できることではなく、必要な収入になる仕事を選択する意識に変化していけばいいのです。転職が難しい場合、協会のマスカット(副業紹介)等を活用して、土日を使って副業で月に3万円増やす。もうひとつできることは削減です。出費を月に3万円減らす、携帯の契約を見直す、食費を見直す、どこに無駄使いがあるかを家計簿を付けて知ることで貯蓄に回すこともできます。
方法は限りなくあります。
この時、「体力が・・・」「子どもが・・・」「そこまでは・・・」と、できない理由ばかりを考えてしまうのであれば、教育費を諦めましょう。子どもに自分の力で大学に行くことを早めに伝えておきましょう。
やならなければいけないことをやる。やれないことは悩まない。ここも「考える力」があればそれほど悩むことはないです。
■「考える力」を身につけることで未来を構築できるようになる■
「考える力」はどうやって身に付くのか?
これは本人の責任ではないです。親の育て方の影響が圧倒的です。「自分で考えさせる」というコミュニケーションを親が取っていたかどうかで大きく変わります。自分の子どもに対しては直ぐにコミュニケーションを変えることで解決です。これで子どもは大丈夫。次は自分です。日常の中で「考える力」を身につける訓練をする。これで未来を構築できるようになります。
どうしても自分と向き合うことになるので、正直楽ではありません。それでも一度向き合うと後が楽なので、ここの作業は後回しにせずに早めにやってしまいましょう。
子どもは親がコミュニケーションスキルを身につけることで、必然的に身に就くので、苦労しないで済みます。親次第です。「子どものため」とは、親自身のコミュニケーションスキルの強化だと、私は思っています。
日本シングルマザー支援協会では「愛されるコミュニケーション講座」で子どもとのコミュニケーションスキルを伝えています。