体力に自信が無くて・・・選択肢が狭まる?

小池知事の「50代問題」を聞いて、女性の自立の「50代問題」と同じだなと思った江成です。



■50代自立の壁とは?■
50代って、いろんな負荷が掛かる年齢なんですね。今は介護問題に直面している50代として、「直面して学ぶこと」がまだまだあることを体感し、余計な精神的負担を感じないためにも、47歳までの自立の必要性を改めて改めて感じています。そしてもっと多くの女性に知ってもらいたい。

子どもが大きくなり、自分自身の自立を考えて仕事をはじめようとする時、40代からの課題として『体力』があります。

若いころから働いてきた女性と、専業主婦だった女性の違いが明確にでるひとつです。経験がない場合、体力を伴う仕事になることも多く、能力的にできる仕事はあるが、体力的にできない仕事になる、ことも良く見受けられます。

結果的に未来を構築することができなくなる。何よりも、それなりに生きてきて経験してきているのに、できないことが増えるのはそれはそれで悲しいので、意固地にもなりやすい。それも50代の自立の壁です。

自粛生活の中で、急激に体を動かさなくなり、あっという間に衰える足腰。驚きました。ずっとずっと働いてきた私でも、毎日電車に3時間乗り、移動しまくっていた私でも、ちょっと家に籠ったら足腰が固まる。恐るべし50代の私。

■体力に自信が無くて・・・と言わないために■
この経験で個人的にも、「体力に自信が無いので・・・」と個別相談で言われる方が多いのを実感しました。

確かに不安ですね。毎日毎日ただ疲れてしまうのを想像しても辛いです。

しかし、60になっても70になっても、ずっと働き続けている人は美しいのも事実です。日本シングルマザー支援協会には70代半ばで学んでくださった方もいます。とにかく素敵な方でした。背筋がピンといつもしていて、前をしっかり見据えている。頭の回転も速いし、未来を見てるから会話が楽しい。

理想の70代は今でもあの方です。

私の理想の70代の方もずっと働いている方でした。もちろん今も。

それぞれの家庭や考え方があるので、働くだけが良いことではありませんが、そう捉えても多くの女性にとっては働いていないことはリスクだと考えた方がいいかと思います。経済力だけではなく、体力のことも考えると、できる限り家庭だけではなく、外にも目を向けてみる。そうすることで「50代問題」のリスクを回避しやすくなります。

今がスタート、未来のための今日です。