ママベストパートナー認定企業を女性は働く場として選ぶ
わき腹の肉が気になる江成です。
■「社会復帰の壁を取り除く」には・・・■
コロナ禍を経験して、働き方が大きく変化してきました。
日本シングルマザー支援協会はシングルマザーとこれから自立しようとしている女性をサポートしています。その方法は「社会復帰の壁を取り除く」ことでした。
「社会復帰の壁」は、社会側にあるのはもちろんです。が、女性側にも多くあります。社会側だけを解決しようとすると、福祉で必ずと言っていいほど出てくるアンバランスが起こります。
どうしても「守る」ことを優先すると、「守られる」ことに慣れてしまい、「守られる」ことが当たり前となり、「守ってくれない」という不満を生むことになります。
■守り過ぎると生れるアンバランス■
ここ数年改善してきましたが、配達サービスも顕著にこのアンバランスが起こりました。今思うと、荷物を蹴飛ばした配達員の方の怒りが、社会を変えたことになります。
いつくるか分からない荷物→時間指定ができる(嬉しい・感謝)、と思っていたのが当たり前になると、「この時間に持ってきてくれないの?」という不満になりクレームが増える。など、良かれと思ったサービスが、結果的に不満を生み、届ける人までを疲弊させる要因になってしまった。
「社会復帰の壁」の話しに戻ります。社会全体で変化しなければいけないことも多々あるのは事実です。しかし社会に変化してもらうだけでは解決しません。自立する女性が増えることが、社会の重荷になってしまうのでは本末転倒。自立する女性が増えることで、社会に恩恵があり、家庭が明るくなったという結果を想像しながら進めなければいけません。
「私たちは大変」という想いではなく、「自立は自分の幸せであり、それが誰かの役に立つ」ということを自覚できる女性を増やすことを同時に行うことで、起こりうるアンバランスを起こさずに「社会復帰の壁」は崩壊していき、その形が当たり前になっていくのです。
社会の変化には、企業のマネジメントの変化、男性中心(仕事だけする人)の働き方の改革などがあります。女性には、コミュニケーション×経済力×リテラシーを身につける場が必要となります。
これが必要なのも今だけで、女性が働くことが当たり前になった頃には、子どもの頃から自然に身に付くことでしょう。今は過渡期です。この学びが女性にも必要となります。同時に社会もマネジメント法を変えていきましょう。
■ママベストパートナー認定企業を女性は選ぶ■
日本シングルマザー支援協会はママベストパートナー企業認定をさせてもらっています。
ママベストパートナー企業とは、
その1,女性の成長を企業の成長につなげられている
その2,子育てへの協力体制の必要性を理解できている
その3,女性の特性を理解し、働くママと企業が相互理解できる環境をめざしている
この3つが整っている企業を、ママベストパートナー企業と認定させてもらっています。
ママが会社を選ぶ時、安心して知らない企業でも応募できるように、分かりやすい指標を作りました。
この裏で、女性もコミュニケーション×経済力×リテラシーを学んだ人なのです。
企業と女性の相互理解。これによりアンバランスが起こりにくく、不満も生まれにくくなるのです。