シングルマザーの生活安定、未来を考える余裕をつくることから

結婚願望、いつ消失したんだっけ?と思う江成です。



■チャンスが訪れてもチャンスを手にできない状態?■
日本シングルマザー支援協会が目指すのは、シングルマザーとその子どもたちの幸せの一点です。その一点のみを見て活動をしていると、私たち自信が幸せじゃない方向へと自ら進もうと動いていることが理解できます。

当の本人が、悩みや不安を抱えながらも、その解決へと動けない。これでは環境が変わっても状況が変わっても、うまく舵を切ることすらできないのでは?と。

自分自身が生活困窮していた時を振り返ってみても、チャンスが訪れても、いらないプライドや不安が遮り、チャンスを手にできない状態だったと感じます。これは今だから思えることなのだとも。

それでも私が抜け出せたのは何故か?それは学び続けたからでしょう。学び続けたことで、自分自身の考え方を変える必要性に気付き、それを不器用ながらも実践し、自分と子どもたちを幸せにするために、今やらなければいけないことは何なのかを、少しずつ体感しながら、方法を掴んでいったのだと思います。

では学びとは何か?私は多くの人の考えを知ることから始めています。経済的に余裕が無い頃は、お金が掛けられないので、古本屋で本を買い、興味を強く持った考え方の人の本を読み漁り、ひとりでは偏るので数人の本を読み漁り、上手くいっている人の共通の考え方を知ることができました。

無料セミナーなども偏らないように、できる限り出掛けていき、セミナーごとに自分がどう感じたかを考え、それにより自分自身の主観が見えてきたのを覚えています。

私は、「何が遣りたいのか」「何が嫌なのか」「何が楽しいのか」「何が苦しいのか」「何に不安を感じるのか」「何に安心を感じるのか」「何が悔しいのか」「何に喜ぶのか」「何を言われたくないのか」「何を言われると嬉しいのか」「何に拘っているのか」「何を大切にしているのか」と。

そうやって他人の意見を素直に聞く経験を増やしたことで、自分と向き合う作業ができていたのでしょう。それにより目の前で起こる出来事に一喜一憂せずに、冷静に対処することができるようになっていきます。

■未来を考える余裕がないと生活の安定はない■
不思議と一喜一憂せずに冷静に対処ができるようになると、未来を考える余裕ができるので、収入も上がり生活が安定してきます。次のフェーズではお金をかけた学びができるようになりました。

お金が使えるようになると学びの質がグンと上がります。これは歴然と違います。出会える人の質もあがるので、環境が大きく変化していきます。上手くいく人の考えに常に触れていると、自然と自分の考えもうまくいく考えに変化していくので、行動も変わり、一喜一憂していた時とは全く違う人生へと進んで行くことになります。

大学でもこの形を授業にしてみました。毎回楽しくビジネスをしている社会人を講師に招き、前期の15回の授業を受けてもらいました。12名程度の全く別の方の話を聞き、学生には「良いも悪いも自分の感想を持つこと」とオリエンテーションで伝え、共感できる人もいたり、凄いなと思ったけど共感できない人がいたりを体感してもらいました。共感できない時も、「こういう考えもあるんだ」と捉えるということも伝え、人はそれぞれを知っていきます。

最も重要なのは、「共通した考え方を見つける」ということになり、職業や性別、活動の方法が全然違っても、楽しくビジネスをしている人たちには、基本的な部分で共通する考え方があることに皆気付いていきます。学生の気づきがまた、私は楽しくて仕方なかったです。

■生活の安定を作りだす、自分のマインド■
日本シングルマザー支援協会がやっていることも実はこれです。学生のように半年で気づくとはいかないケースも多いですが、それでも皆さん上手くいく(自立できる)考えへとシフトしていき、シフトできた人からどんどん就職がうまくいくようになり、生活が安定し、笑顔が増えていくのです。

生活を安定させるためにも、自分の考えが基本となります。学歴や経験や資格よりも、マインドが最も重要なのです。