「私には何もできません」「正社員なんてもう無理なので」、シングルマザーの誤解
アレクサを購入した江成です。前の前の住所の天気を毎日知ることになるとは・・・
■ひとり親家庭支援のための地方議員ネットワークの勉強会にて■
先日に引き続き、地方議員さんの勉強会でお話をさせていただきました。今回も株式会社Casaさんとご一緒させていだき、養育費保証を中心とした、ひとり親の現状や貧困解決策をお伝えしました。
毎回嬉しいのが、「シングルマザーも自立できる」という意識が拡がることです。本当に、ここからなんです。地方議員の皆さんは常に社会のそれぞれの課題と向き合ってくれていて、解決したいとの思いが強い方が多いので、お伝えしたことを「ストン」と落とし込んでくださる方が多い!
頭の中でパズルのピースがハマっていく感じなのかなと、お顔をみていると想像してしまいます。有難いです。
私たち当事者が何をどう変えることで、どう当事者の日常がよくなっていくか、を話すことで、その話を次に議員さんは頭の中で、どう伝え、どう実行していくことで実現させ、当事者の安心安全な日常を作ることができるのか、と論理的に組み立てているように私には見えます。心強いです。
政治家って戦略家でないとできないんだなと。いつも感じます。
先の先まで見通し絵が描けること。ここでしょうね。
■「私には何もできません」「正社員なんてもう無理なので」■
「ひとり親の貧困を生まない、水際対策から」とお伝えしました。そのノウハウを日本シングルマザー支援協会は9年の活動の中で構築してきました。ジェットコースターのように変化する今の時代、守ることにも限界がきています。
崖から落ちそうになってはじめて手を差し伸べるのでは、引っ張るのに10人の力がいるとしたら、水際対策なら2人の力で引っ張れます。これくらいの違いがあるので、本当に本当に福祉の手が必要な人には、もっともっと手厚くしてあげることができると思います。
8割くらいの相談者の方が、「私には何もできません」「正社員なんてもう無理なので」と言います。私はいつも「そんなことないよ、あなたも方法を知って動けば自立はできますよ。サポートするから安心してください」と伝えるところからです。
知ってもらうこと。
シングルマザーは自立できるし、離婚と同時に自立に向けてサポートすれば、貧困に陥ることもないです。それをもっと知ってもらいたいと思います。