不安が「小さい芽」のうちに相談できるあなたは『天才』

週末のいくつかの講座で、「コミュニケーションを学んだら人間関係が楽になった」という意見をたくさん聞いた江成です。めちゃ嬉しいです。学ぶ人あんまりいませんからね。



■「自分が知らないことが多い」ということを知る■
知ることがスタート。この単純なことを忘れていませんか?
もっとも知ったら自分が楽になることは、「自分が知らないことが多い」ということです。

知っていること(自分の知識)だけで、物事を見ていると、ある人は不安でいっぱいになり、ある人は怒りでいっぱいになる。

知らないことがあると思われたくなくて、知ったかぶりなんてしてしまうのは勿体ない、知らないことがあるのは当たり前ですし、知らないことを見つけたら知ればいい。目の前にそのことを知っている人がいるなら「教えて」って言えばいい。その後、そのことは知っていることになります。

■なぜ50歳を過ぎると自立が難しくなるのか?■
50歳以上の自立が難しいのは、決して社会のせいだけではないと私は思っています。知っていること(自分の知識)だけで決めてきた人は、知っていることを増やせなかったので、どんどん視野が狭まります。そのまま50歳を過ぎると、知らないと思われたくない、というプライドも高まり、新しいことを始めるハードルが上がってしまうのです。

その結果、企業から見ても、新たに教えても先が短いことと、教えることも難しいめんどくさい存在となります。素直に聞いてくれないので。

しかし日本シングルマザー支援協会では、多くの50代の方の自立もお手伝いしてきました。50代を過ぎて自立できる人には若い人よりも特徴がはっきりしています。

・素直である
・自分に後がないことを知っている
・30代の自立よりも何十倍も大変な時期があることを理解している

どこからでも自立はできます。が、難易度は変わります。
65歳をゴールに積み立て貯蓄しているのと同じだと思ってください。30歳で始めた人と、50歳で始めた人では毎月の積立金額が全く違います。

ということもあり、30代前半で個別相談に申し込み、「数年後のために今どんな働き方をすればいいですか?」と質問される方々を、私は『天才』と呼びます。

■不安が「小さい芽」のうちに相談できるあなたは『天才』■
個別相談中何度も何度も、「あなたは天才」と伝えます。そして、今から動けるという事は、何事も後回しにせず、先手先手で動けるので、大きく困ることはないと思って大丈夫ですよ、とも伝えます。

何事も不安が「小さい芽」のうちに、早めに相談しましょう。