50代からでも自立はできますか?

自分が稼げる人だと気付いてくれたかな?それだけでも嬉しい江成です。



■自立を目指す方の「素直さ」■
「50代の自立はできますか?」とあるインタビューで聞かれた。答えは「イエス」です。が、条件が必要となります。どんな条件かと言えば、自立を目指す方の「素直さ」によるところがあります。

先日車を運転していて、右折車線で待っていたが全然動かない。横の横断歩道を見たら赤信号をゆっくりとおじいさんが渡っていた。赤なのに。悪びれた感じも急ぐ感じでもない。結果的には1台しか右折できなかったので、私は次の信号を待ちました。

その姿を見ながら、いわゆる年を取ると我がままになる人がいる、というのを考えていた。性格もあるので一概に決めつけることはできませんが、年齢が上がる時に失っていくことのひとつに「素直さ」はあるような気がします。

これは身体能力の衰えを感じることが増えたりと、保守的になっていく傾向が強いので人間が年を取りながら自分を守るために必要なことではあるのでしょう。50代でも身体の衰えは嫌というほど感じます。それが不安の原因になったり、自分を卑下したり、他人を羨んだりという気持ちになるのは仕方のないことなのかもしれません。

とはいえ、今の時代50代から新しいことをはじめることも多い。新しいことを始める時に、この自然に生まれてくる保身的な感覚が邪魔をしてしまうのです。

■ある日突然世帯主に・・・変化が必要■
社会で揉まれた経験が少ない専業主婦やパート主婦が長かった方が、ある日突然世帯主になったりすると変化が必要となる時に弊害となります。

年齢関係なく活躍を続けられてきた方は皆さん素直だとも感じています。70代になっても素直で、若い人の意見を受け入れて一緒に考えてくれるという柔軟性を持っている。このような方は皆さん仕事をしてきた人だとは感じます。

変化に慣れているのでしょう。

50代からの自立のハードルは、保守的になる自分自身、だと感じています。社会も無意識にそれを知っているから受け入れを最初から拒む。それが出来上がってしまったのではないでしょうか?素直に一から学び、挑戦できる方は50代からでも自立はできています。

「やってみます」「教えてください」
これが言える人は大丈夫。新しいことを始める時は年齢関係なく教わるものです。先輩が10代だろうが20代だろうが、「先輩教えてください」と素直に言えることで、まだ長く続く人生の選択肢を増やすことができます。

「できなかったらどうしよう・・・」
若い方からも時々聞く言葉ですが、できなかったらできるように努力すればいいだけです。

元々私たちは、自分ひとりでは歩くことも食べることもできない状態で、全員生れてきたのですから。