選択的夫婦別姓制度を考えみた

今日の最高気温は21度。何を着ようかと悩む江成です。


■素人が疑問に持たないようにして欲しい■
選択的夫婦別姓制度についてなんとなく調べてみました。今まで別姓について関心は高くありませんでしたが、総裁選のニュースを見ていると出てくるので気になりました。

たくさん調べて不思議だったのは、世論が望んでいるのに実現できないということ。戸籍法もひとつの障壁になっているようですが、一般の人が生活の中で望んでいることが、一般の人があまり知らない法律が障壁になるって、法律って私たちを守っているのかしら?とか考えてしまいました。素人考えで申し訳ないのですが、実際に多くの人が素人です。素人が疑問に持たないようにして欲しいなと感じました。

個人的には好きな人の姓になるのは嬉しいことで当たり前だと思っていたので、20年以上戦っている方がいる中でも私自身の関心は高くはなかったことです。ただ私なりに知れば知るほど、選択制であれば別姓の方が生きやすい方もいるだろうなと感じました。

確かに親も離婚していて、私も2度離婚しているので、別姓だったら?と考えると色々と楽だっただろうなと。

■母親と別姓で育った私としては■
私は子どもの頃、母親と別姓で、私と妹は通称名で母親の姓を名乗っていました。神奈川県には中学2年生でア・テストというのがあって(今は廃止しているようです)、その時に学校の先生に「名前を書き間違えないように」と言われたのが、姓が通称名であることで他の人たちと違うと感じたはじめての経験でした。その後の高校受験も同じで、合格発表の掲示板の私の姓には上から貼り紙が張ってあり、通称名に変わっていました。

学校生活は特に問題なく通称名で通っていました。私は古い友達には「わか」と呼ばれていますが、戸籍上は一度もなったことのない「若山」という通称名から付いたあだ名です。

私は結婚が早かったのでそのまま姓が変わったので何も不都合なことはありませんでしたが、妹は20歳を過ぎた頃に父親の姓、戸籍上の姓を使うようになりました。保険証などが面倒だったみたいです。

という環境で育ちましたが、両親は60歳近くなって復縁したので、結局母は父の姓で人生の最後を迎えました。面白いですね。

母の姓の名残は私と妹の古いあだ名にしか残っていません。

今は離婚しても夫の姓を名乗ることができますが、母の時は出来なかったようです。と考えると徐々に多様性は認められているのでしょうが、そろそろ別性を望む人には選択的に選ばせてあげてもいい気がします。

シングルマザー支援という活動をする中でも、「何この法律!」と思うことが山ほどあります。法律が時代遅れだったり、誰が作ったの?と聞きたくなる内容だとしても、それを見直すことより、人が法律に合わせることを強制させられるのって何故なのでしょうか?

人生100年時代、多様性を認める。
3ステージ(教育・仕事・引退)の時代は終わり、マルチステージへと移行しているので、もっと選択肢を増やしてもいいのではないかと個人的には思います。同時に、自分と違う意見の人を受け入れる思いやりを全ての人が持つことで生きにくさを感じる人が減ると嬉しいです。