シングルマザーに育てられている子どものイメージ?

相談業務のゴールを考える。相談してくれた方の幸福度を高めることではないだろうか?



■シングルマザーに育てられている子どものイメージ?■
相談業務のゴールについては、ずっと考え続けています。人の悩みや不安に寄り添う事って、どういう事か、どうして他人に相談することができない人が多いのだろうか。

シングルマザーに育てられている子どものイメージを、玄関前で膝を抱えて母親を待って泣いている子どもと言われたことがある。

いないとは言わない。またシングルマザー親子に限らず、このような環境の子どもをひとりも出してはいけない。それはそれとして、このような間違ったイメージを持たれることがシングルマザー親子には多くある。

実際に生活に困っている人もいれば、人の目が気になって悩んでいる人もいる。親が離婚したことを理解してくれないと悩んでいる人もいる。こどもが自分のせいで不幸になるのではないかと悩んでいる人もいる。将来が不安で不安で押しつぶされそうな人もいる。

生活をどうやって安定させればいいのかが分からない人。
しっかりと正しく計画的に進めているのに、間違っているのではないかと思っている人。

千差万別です。

■シングルマザーはかわいそう?■
相談業務のゴールを、相談してくれた方の幸福度を高めること、と考えた時、「シングルマザーはかわいそう」「シングルマザーは生活が大変」という思い込みを外さないと多種多様な相談には乗れないと感じました。

その思い込みがあると、生活安定に向けて進めているが、間違っているのではないかという不安な人があぶれます。

窓口で「あなたは大丈夫」とだけ言われて困ってしまった。という相談もよくあります。この時、シングルマザーはかわいそうという定義に入らないから大丈夫、で終了してしまいますが、本人は不安なままで、そのまま帰されても不安な日々はなんら変わらないです。その状況が本人のメンタルにもよくないですし、子どもに影響もあります。

その時に、どの行動や考え方がどの未来に繋がっているのか、生活安定に向けて正しく行動できている理由はどこにあるのかなど、明確にヒアリングして客観的に伝えてあげることで、安心し、自信を取り戻して日常を送ることができるようになります。

この方にとっては、自分が取組んでいることが着実に生活安定に進めていることを明確に伝えてあげることで、幸福度が高まるのです。この方のゴールは「今、目的に向かって着実に進めていることを知る」ことです。

そのお手伝いが相談業務だと感じます。

生活安定がほど遠い方の場合は、相談してくれた方が、どのような生活を手に入れたいかを丁寧にヒアリングし、そこに向かうための地図を一緒に描いていくこと。働く環境を整えることがスタートになることも多いです。

シングルマザーだから・・・ではなく、目の前の人の不安が軽減するには、自信を持って前に進めるにはを一緒に考えることが相談業務です。

ひとり親コンシェルジュ講座を改めて開始していきます。プロファイリング相談業務というスキルを身につけてもらい、もっと気軽に小さい悩みのうちに相談ができる環境を作っていく。その実現を今目指しています。