女性の自立にとって、40代後半が境界線

「焦っちゃって・・・」という方多いです。
焦らないで、焦っている人はできている人が多いから。焦ってしまう事が足かせになる。もったいないよ~、自信持って!



■自分が何をすれば生活の安定を手にできるかを理解している状態■
47歳までに自立をしましょう!
私たちはそうお伝えしています。47歳までに自立するには、少なくとも45歳には老後までの計画ができている必要があります。

自分が何をすれば生活の安定を手にできるかを理解している状態になっているということです。

いろんなことが起こるので、絶対に計画通りに行くわけではないのですが、行き当たりばったりで50歳を過ぎてから焦るのは正直遅い!取り返す労力を考えると、早め早めの計画と、設定したゴールに向けて動き出すことが重要です。それが45歳までです。

結婚していようが離婚していようが、一生独身を貫くとしても、自分の力で自分が生きていける経済力は可能な人はみな、その状態にしておく方が何が起きても困らない。

30代前半で相談に来る方を私は天才と呼びます。
「あなたは大きく困ることはないよ」と伝えます。

■大学の無償化のために仕事を辞めてしまう■
昨年から大学の授業料が無償化になりました。
とても有難い支援策ですが、はじまってみると女性の自立への弊害を感じてきました。難しい・・・

高校の無償化よりもかなり収入制限が低いので、大学の無償化のために仕事を辞めてしまう人が一定数いらっしゃいます。子どもが18歳以上なので、母親の年齢もそれなりで、「えっここでキャリア構築の努力を辞めちゃうの?」と感じるのですが、実際に大学の費用の負担が厳しい状態だと、他に手段が無いのも事実です。

45歳ならどうにか自立できるが、49歳まで空白の4年(パート、派遣社員は履歴書的には空白に近い)を作ることにより、自立へのハードルがかなり高くなります。

女性の自立にとって、40代後半ってけっこう境界線です。

しかし、子どもの未来を考えると大学無償化の利用が最適です。ここは最近の相談でもジレンマになっていることです。

思い切りもっと、みんながお金掛からずに大学に行けるようにならないものかな・・・

昨年のコロナ救済の支援金を借りた方も、今年度が非課税であれば返済がいらなくなることもあり、これでも仕事を辞めてしまう人がでています。自立が大事と言い続けている私たちでも、目の前の80万の返済が0になるのに、「働こう」っていいにくい・・・

もっと返す時のことまで、ひとりひとりの借りる人の未来も考慮した施策にならなかったものか・・・

0にするのではなく、10年で返済とか・・・

児童扶養手当もそうですが、有難いことなのに、自立の弊害になっていることって多いです。日本は、一度貧困的生活になると、再起は無いと考える国なのでしょうか?だとしたら悲しいです。