相談という手段を活用できるシングルマザーは優秀な人が多い
奇跡的に材料が全部あったので夜中にパンを焼いてみた。チーズパン。夜中の熱々チーズパン。絶品ですね。
■相談という手段を活用できるシングルマザーは優秀な人が多い■
シングルマザーは優秀な人が多い。特に私たちが関わるシングルマザーは相談という手段を活用している人なので、特に多い。しかし自信が無い人がほとんどで、自分が社会で活躍できる素養があることを理解できていない。また活用できていない。
シングルマザーには必ず子どもがいます。子どもにとって母親の環境がそのまま自分の環境なので、私たちシングルマザーは経済的、精神的などの自分の環境を良い状態にしたいと思っています。
しかしその方法を知る術がない。
これは私も探しまくりましたが、教えてくれるところは一つも無かったのを覚えています。自分で見つけるしかなかった。
運よく、私は経験を積み重ねる力があったのだと思うのですが、時間は掛かりましたが見つけることができた。本当に運が良かったのだと感じます。
■シングルマザーは安く使える人材?■
なぜ方法を知る術がないのか?を考えてみたいと思います。シングルマザー支援という活動を10年続けた中で分かったことは、「できない人」という社会のイメージの上で支援策が作られている。相談業務が行われていることが最も大きな要因だと感じています。
その背景もあり、企業にとっても「安く使える人材」としか見ないことも多く、劣悪な環境になりがちです。
私たちのところに相談に来られるシングルマザー、又は離婚を考えている女性は多種多様です。仕事で言えば20年専業主婦だった方もいれば、バリバリのキャリアウーマンの方もいます。収入も0~1000万円まで、全然違います。
えっ、そんな高所得の人が協会に相談するの?と思われるかもしれませんが、収入が高いと悩みが無いわけでは無いです。子どもとの関係、将来の不安、自分の不安を払しょくしたいなど、悩みは同じです。
マインド的にも、超ネガティブな人から、超ポジティブな人まで。ここは相談の傾向は真っ二つです。超ネガティブな人は不安に押し潰されそうになっていることが多く、超ポジティブな方は「どうすればいいですか?方法を教えてください」と最初から解決策を知りたいという相談になります。
少なくとも、相談ができる方は皆、「今よりも明日を良くしたい」と思っていることは同じです。
素晴らしいのです。相談ができていると言うこと自体が。
お陰様で、シングルマザーの中の貧困のみならず、シングルマザー全体を把握することが日本シングルマザー支援協会はできています。
■「相談してよかった」「希望が見えました」■
ひとりひとりの未来を切り拓く相談業務が今まさに必要です。いくつかの施策に当てはめるのではなく、その方の悩みや不安に一緒に寄り添い、その方が今よりも明日を良くすることを一緒に考える。
こうなると答えは人の数だけあることになります。その相談業務を日本シングルマザー支援協会ではプロファイリング相談業務と呼んでいます。
協会の相談員のことを「ひとり親コンシェルジュ」と呼びます。ひとり親コンシェルジュはプロファイリング相談業務ができる唯一の人たちです。
今日はこれから一日掛けてひとり親コンシェルジュ講座の打合せ。相談という手段を活用する全ての人が、「相談してよかった」「希望が見えました」となるように、ひとり親コンシェルジュは日々知識を増やし、自分と向き合い、成長をしなければなりません。
協会が取組んでいることの中で、これが一番難しいことだと感じます。しかし、これを達成させなければ、多くのシングルマザー親子の未来が拓けない。そう思って今日もスタッフ一同頭を働かせます。