人はそれぞれシングルマザーもそれぞれ、ひとり親コンシェルジュ

今日は一日、綱島にて「ひとり親コンシェルジュ講座」の構築をします。いよいよ大詰め。相談してくれたシングルマザーの生活安定の実現を左右するのは、最初の相談と言っても過言ではありません。


■勇気ある一歩である相談という行為を無駄にしたくない■
とにかく数万人の相談を実施してきて見えたことをまとめ、相談員の当たり外れがない仕組みを作り、勇気ある一歩である相談という行為を無駄にしたくないという想いです。

相談者にとって必要な未来は?を短時間で掘り起こし、必要な未来へと進むには今何をする必要があるのかを何パターンか考え、それを相談者が落とし込めるように伝えていく。そして行動をすると決めた人を全力で応援していく。この流れでシングルマザー親子の生活を安定させていきます。

これを、ひとり親コンシェルジュ誰がやっても生活を安定させられる確立を落とさないようにと、講座を構築しています。

相談員という仕事は、相談者に成り代わって、相談者以上に相談者を知り、相談者とそのお子さんの未来を、相談したその日から良い方向に向けていく責任があります。決して簡単な仕事ではないです。

当事者だから共感はできますが、当事者だから感情移入もしやすい。同じ境遇だとしても、目指す未来が違えば考え方は全然違います。本人に成り代わって考える。主観を横に置くという、かなり難しい作業を必要とします。

■人はそれぞれ、シングルマザーもそれぞれ■
自分の正しいが、相談者の正しいとは限らない。社会の正しいが、相談者の正しいとは限らない。人は上から物を言われても聞く気にはなれない。聞く気になれない時間は無駄な時間となってしまい、お互いに疲弊してしまうだけです。

と、シングルマザー親子の生活安定の実現だけに向き合ってくると、どんどん「ひとり親コンシェルジュ」への要望が多くなってしまうので、ここは仕組みでカバーをしていかなければいけない。そのために時間を掛けて仕組みの構築をしています。

協会に相談してくれる女性は、離婚前の方、シングルマザーの方、自立したいと願う女性など多岐に渡ります。現状も生活保護や精神疾患をお持ちの方から、社会的立場のある方まで多種多様。収入も無い方から年収1000万越えの方までと、本当に色んな方のご相談を受けています。

ただし、これにより偏りが無くなり、どうすれば生活を安定させられるのかは見えました。貧困のシングルマザーだけではないので、貧困の方とそうでない方の比較もできてきたのです。

主婦脳と世帯主脳という言葉も浸透してきました。考え方によって未来は変わる。今自分が置かれている立場を理解し、環境が変わったのであれば、考え方も変えていかなければいけない。そのようなパターンも見えています。

前回までの打合せで、かなり満足のできる講座が出来上がってきています。今日辺りでまとめることができれば、年内には講座をご案内できるようになれるかなと感じています。

自分のサービスに当てはめる、既存の施策に当てはめる。
そのような導きではなく、その方に必要な未来を一緒に創っていく。
そのような相談業務を「ひとり親コンシェルジュ」全員がしっかりとできること。
これが日本シングルマザー支援協会が目指す相談業務です。