どの家庭で育ったとしても、愛情を与え、信頼をし、過度のストレスを掛けない子育て

選挙を見ていて思うこと。戦いですね。狩猟民族だった頃からの血が騒ぐとしたら、男性の方が挑戦したくなるのは当たり前?女性は身近な課題を解決したいという意識が強いから、本来政治家に向いていると思うけれど、選挙という戦いが常にある以上なりにくいのでは?と素朴なことを考えていた江成です。



■経済的貧困と教育的貧困■
京王線の事件の犯人がひとり親家庭の子どもだったというニュースを見ました。私がたまたま読んだものが悪かったとは思うのですが、「シングルマザー家庭の子どもは事件を起こす」みたいな書き方をされていて、「嘘ばっかり」と思いました。

犯罪心理学の日髙先生の著書では、犯罪者の育った家庭には次の2つのケースが多いと書かれています。
1,経済的貧困 2,教育的貧困 

また、犯罪者の家庭の特徴としては次の3つを上げています。
1,家庭内暴力 2,愛情不足 3,過度のストレス

■非行少年出現率は10代は4.1%、母子世帯は10.6%■
シングルマザー家庭は貧困の課題が多く、貧困により精神的にも時間的にも余裕が持てず愛情不足になってしまうことはあるかもしれません。ストレスでは頻繁に変化する家庭環境だった人が犯罪者には多いそうです。

経済的貧困が教育的貧困へと繋がっていき、経済的貧困が愛情不足や過度のストレスに繋がっていくことが多いので、シングルマザー家庭の貧困を自立支援という形で解決することって重要だなと改めて感じます。

2015年の犯罪統計書によると、10代の非行少年出現率は4.1%で、母子世帯は10.6%、父子家庭は18.1%となっています。確かに一般世帯の2倍以上ではありますが、しかし母子世帯の90%では非行少年は出現していませんとも言えます。

■どの家庭で育ったとしても、愛情を与え、信頼をし、過度のストレスを掛けない子育て■
全ての子どもたちの環境を良くしていくことを私たちは考えていかなければいけません。どの家庭で育ったとしても、愛情を与え、信頼をし、過度のストレスを掛けない子育てをしていくこと。もちろん、親の環境もそうである必要があります。

私たちはシングルマザー親子の日々の不安や悩みが軽減できるように、生活の安定のお手伝いをしています。貧困に陥らないシングルマザーを増やしています。実際に自立された方は親子関係が良好になっています。一緒にいる時間が少なくなったとしても、精神的ストレスが軽減することで、信頼関係が強固になり、お互い助け合うという形になっているように感じます。

全ての基本は家庭にある。そう感じています。自分の精神状態を安定させ、生活が安定できる地盤をしっかり作り、親子関係に目を向ける余裕を作る。このような環境を作るためのサポートを続けていきます。