怒りと感謝
父が倒れてから半年。コロナ禍ということもあり会えないので、ひとつひとつ物事を決めていくのは難しかった。そんな父も今日、病院を退院して施設に入所します。やっとひと段落。
■ひとつひとつ起こってきた出来事を受け入れる力■
10年くらい前に、「10年後、親はどうなっているのだろう?子どもたちは大きくなって手が掛からなくなっているだろう」とか思った事がある。意外と自分のことは考えていなかった(笑)
そして今、母は7年前に亡くなり、父はひとりでは生活できなくなった。子どもたちはみんな自立して、私は子育てからは卒業している。そして私は今も変わらず毎日働いている。
ある程度想像していた通りかもしれない。
ひとつひとつ起こってきた出来事を、ひとつひとつ受け入れてこれたと思う。受け入れることができれば、それほど悩まず、前に進むことを考えられる。
怒りと感謝。
この2つの感情は同時には起こらない。また、この2つの感情が沸き起こる頻度と幸福度は比例している気がする。
どうしてそんなに怒るのか?と感じる人と出会う事がある。私は怒っている人が辛そうにしか見えないんです。嫌なことはたくさんあります。本当にたくさんあります。思い通りにならないこともたくさんあります。本当にたくさん。
■意識的に怒りより感謝を優先させていく■
どんなことでも起こってしまったならば、怒りに時間を費やすより、前に進むことへと早めにシフトした方が楽です。
過去に色んな嫌な経験があったとして、数年経って振り返ると、嫌な事もそれなりに、人生の転機になっていることも多い。乗り越える事象が起きているので、乗り越えてしまえば問題は小さくなり、問題として起こったことより、乗り越えたという経験が、自信に繋がった自分に気づく。
問題が起こった時は、誰かに怒りが沸くかもしれない。乗り越えた後は、その人にも感謝ができる。感謝を感じることが比率的に増えると、自分が楽になる。
意識的に怒りより感謝を優先させていくことで、きっと自然と怒りより感謝の比率が高まるでしょう。私はそうありたいと思うので、意識的にやっています。穏やかに毎日を過ごしたいから。