「収入を上げる」ことと「支出を下げる」という二つのバランスで解決
先日、「そして、バトンが渡された」を観てきたが、本当に見たかったのは「老後の資金がありません」です。近いうちに観に行こうと思います。今、私はシングルマザーの老後問題に意識集中しています。何もしないと本当やぱい。
■「収入を上げる」ことと「支出を下げる」という二つのバランスで解決■
シングルマザー支援という活動の中で、いわゆる「お金がない」という課題に関しては「収入を上げる」ことと「支出を下げる」という二つのバランスで解決していくことになります。どれくらいの生活費が掛かっているかを把握し、将来的に必要な額を計算し、必要な貯蓄額を出し、生活費と将来必要な額を足した金額が必要な収入になるので、その収入が稼げる仕事に就く。又はその収入が稼げるスキルを身につけて仕事に就く。
子どもが小さいなどで仕事がおもうようにできない時期は、お金もあまりかからない時期なので、この時は将来働きやすいように子どもの自立を促す子育てをする。そして一定の年齢になったら計算した収入になる仕事へと転職。又は社内でキャリアアップをしていく。
貧困問題を見ていると、男女関わらずですが、どう働いてきたかが一番大きな影響があります。将来の貧困問題は働き方を若いうちから計画しておくことで、かなり改善できます。貧困問題のみを見て行けば、専業主婦やパート派遣の時期がある、期間の長さはリスクであることは結果としてすでに分かっています。
すでにこの時期が長い人は、誰も教えてくれず、それが社会全体で当たり前だったことを考えると、みなでサポートしていかなければいけないと思いますが、まだ将来のことである年齢の人には、貧困にならない働き方、社会との関わり方を教えて実践できる環境に変えていくことが必要です。
■「そんなこと知らなかった」というだけで起こっている■
貧困問題は「そんなこと知らなかった」というだけで起こっていることも多いです。女性が結婚して、子どもを産み、大事に育てる。それに全ての時間を費やしていることが、将来の自分の貧困に繋がる可能性が高いなんて、誰も知らなかった時代があるということ。これは個人の問題ではなく社会の問題だと感じます。
今後、更に貧困問題は加速度的に課題化されていくと予想できます。最終的には老後問題として誰でも貧困に陥る可能性がある時代がくる。
今からできることを皆で知っていき、一日も早くはじめていくことです。