終始夫の悪口が止まらず、未来の話までたどり着かない

半年前から父の介護がはじまり、やっと病院から施設に移動できた。が、病院より暇なようで、電話が鳴りまくります。「仕事中ですが・・・」が通用しない(笑)
父が充実感を感じられるように、出来る趣味を見つけてあげないとな。じっとしていられない性格は父譲りなのだと、今はっきりした。



■終始夫の悪口が止まらず、未来の話までたどり着かない■
俯瞰力と幸福度は比例すると感じています。
「離婚したいから自立したい」と相談に来られても、終始夫の悪口が止まらず、未来の話までたどり着かないことが、全体の相談数の1割程度見られます。

特徴として、「夫がこんなこと言う」「結婚した時からそうだった」など、過去の出来事に視点があり、未来を見る余裕が無くなってしまっています。過去の出来事が頭の中を占めてしまうと、他の出来事は入る隙もなく、実際に本人は疲弊してしまいメンタル不全になっていきます。こうなると就職での社会復帰も難しくなるのです。

夫以外に、自分だけのこと、子どもの成長で嬉しいこと、友達との嬉しいことも生活の中にあるはずなのですが、見えないし、感じることができない状態になっているので、辛いことだらけだと感じるようになります。本人は本当に辛いです。

もっと視点を高く持ち、全体を見渡すことができれば、嫌なことはいろんな出来事の一部だと理解ができ、辛さは薄まるものです。逆に楽しいこと嬉しいこと、未来に視点を持つことができれば、気持ちは上向き行動力も生まれます。

■幸せだと感じられる状況になること■
今女性が置かれている立場として、最も社会で考えなければいけないのは、視野が狭くなりがちな環境に置かれていることだと感じています。

終始夫の悪口が止まらなかった人でも、私たちが時間を掛けて視野を拡げるお手伝いをしていくことで、徐々に気持ちが楽になり、未来を考えることができるようになります。

そうなると多くの方が「働きたい」という意欲が生まれます。

女性の能力を無駄にしていることに気づいて欲しい。視野を徐々に狭めてしまうような環境に置かず、もっと活躍できる環境をみなで作っていきたい。女性が結婚しているとしても自立できる仕組み、社会復帰できるサポートが、社会全体で作り上げていくことが、今最も必要なことだと感じています。