社会全体で女性の自立の課題をスルーしてしまっている末路とは?
セミナー用の資料を作成するたびに落とし込まれる「女性の自立の重要性」
また母親が自立しているかどうかが「子どもへ与える大きな影響」も、更に更に強く感じます。しかし資料作りは好きではない・・・
■結論としては「女性が自立できる社会を創る」■
「虐待を受ける子どもを失くしたい」「高齢女性の貧困の課題」「自己肯定感が低くなる女性の置かれている環境」「家庭内貧困」「貧困の連鎖」「若者の自殺率世界ワーストワン」「ジェンダー指数の低さ」「政治に無関心な若者」「メンタル不全」「モラハラ・パワハラ」などなど。
女性を取り巻く課題は多い。しかも女性に留まらず子どもや企業、社会にまで影響を与えている。
ひとつひとつ関りながら、結論としては「女性が自立できる社会を創る」に、私は最終的にはなります。それが全ての課題を解決する糸口になると。
■社会全体としてこの課題をスルーしてしまっている■
取材を受けたり、個別の相談を受けながら、常に「自立できれば大丈夫」と思えることが圧倒的に多いです。本質的な課題は、女性が自立できる仕組みがないことであり、逆に自信を失っていく仕組みができていることに気づき、これを改善していこうと、全ての人が動き出せば、子どもを守ることもできるでしょう。
バラバラに課題を考えるより、「女性が自立できる社会を創る」という根本的な課題にみなで目を向け行動すればいいと私は思っています。
実際には、女性が自立することを無意識に嫌がる男性も多く、必要性を感じていないので企業の受け入れ態勢も整わない。女性側もそれを意外と当たり前と受け入れてしまっているところがあり社会全体としてこの課題をスルーしてしまっている。
■劣悪な環境の中で希望を持たない子どもたちの増加■
この社会全体で女性の自立の課題をスルーしてしまっている末路として考えられることは、高齢女性の生活保護受給率の急激な増加、メンタル不全を起こし社会復帰できない女性の急激な増加、劣悪な環境の中で希望を持たない子どもたちの増加だと感じています。
守るだけの施策はもう限界だと感じます。女性が自立できる社会の仕組みを一からみなで構築する。女性と男性は違う生き物なので、一から受け入れ態勢を考えること、子育てを理解した働き方を一から考えること。お互いに歩み寄って理解しあって、新しい当たり前を創り出す必要があると感じています。
「こちら現場から」という想いです。何故なら、末路と書きましたがもう始まっているからです。