孤独が引き起こす事件は、社会で防ぐことができるはず

今朝は京王ライナーの中でブログを書いています。京王ライナーができて、私はとっても楽になりました。京王線、ライナー作ってくれてありがとう(笑)




■孤独な人が増えると、悲しい事件に繋がる可能性が高まる■
内密出産が行われた記事を読み、正直知らない言葉だったので、「何だろう?」程度の興味で記事を読んでいったが、もっと広めた方がいいのではないかと思った。

今回の母親は10代。10代での出産の場合は、母親自身の親子関係に課題がある場合も多い。関係が良好であれば家族で考えれば済む話ですが、皆がそれができる環境にいるわけでもなく、また産む産まないの決断は急がなければいけない。そして産まない決断にはお金が掛かるので、10代など経済的に不安定な場合はただただ時間だけが過ぎてしまい、決断の時期を逃すと、産むという選択しかなくなる。

孤独な人が増えると、悲しい事件に繋がる可能性が高まるので、何かしら頼れる場所があることは必要です。

■相談してくれたことに感謝を伝える・・・■
協会の相談の中にも、予期せぬ未婚の妊娠に悩んでいるケースもある。その場合は、相談してくれたことに感謝を伝え、産むか産まないかの選択ができる時であれば、ひとりで育てる場合のシュミレーションを一緒にしていき、ご自身でその生活が可能かどうかの判断材料にしてもらう。私たちが産むべき、産まないべきは絶対に言えない。これは自分自身で決めること。そしてご自身で決めたことを全力で応援する。

何が正しいかなんて、正直想像の中にいる時に確実な答えはないです。それでも自分で決めることは重要であり、相談できる人がいることも重要です。

たまに起こる、トイレでひとりで出産して、子どもを放置して死なせてしまったなどと言うニュースには涙がでます。亡くなる必要のない命が失われることはとても悲しいことです。と同時に、孤独の中ずっと苦しんでその日を迎えてしまい、結果的に自分の子どもを失うことになってしまった母親のことを考えても辛くて仕方ない。

孤独が引き起こす事件は、社会で防ぐことができるはず。

「なぜ相談しなかったんだろう?」と思うことは多いです。だからこそ、課題が小さいうちに相談して欲しいし、相談できる空気を作っていかなければなりません。

予期せぬ妊娠の場合でも、気づいて直ぐに相談してくれれば、いろいろな選択肢があります。貧困の問題でも、若いうちに早めに動けば解決は容易です。

「こんな程度の相談でもいいんですか?」と遠慮気味に相談に来られる方もいますが、こんな程度の方が解決できるので、有難いです。

ひとりで抱えない。親が無理ならサポートしてくれる団体を探しましょう。たくさんありますよ。