離婚することで、子どもから父親を奪うことはできないよ

来月お引越しです。何が嬉しいかと言えば、駐車場から玄関までの距離が短くなること。それが何より嬉しい。(どんだけ歩きたくないんだ!!!)



■離婚することで、子どもから父親を奪うことはできないよ■
「離婚することで、子どもから父親を奪ってしまうのはいけないことでしょうか?」
離婚相談の時によく質問されます。私はこの感覚に少し疑問が・・・

「離婚することで、子どもから父親を奪うことはできないよ」
と感じるからです。

離婚しても母は母で、父は父です。一緒に暮らすことはできなくなりますが、親子であることは変わりません。平日は母親の家で、週末は父親の家にいる家庭もありますし、年に数回、父親と子どもたちだけで旅行に行く家庭もあります。

単身赴任や海外赴任や、別居婚などで一緒に暮らしていない家族もいます。一緒に仲良く暮らしていても、籍を入れないことを選択している家族もいる。

暴力などで子どもを守るためを除き、基本的には子どもはあらゆる大人に守れられる状況でいられるようにする必要があります。あまり1人の大人だけの影響を受ける環境は望ましくないかなと感じます。

■地域や家族や仕組みの中でサポートする体制■
子どもにとって良い環境を作ることは同居する親の責任です。離婚で子どもから父親を奪うことはそう簡単にできないので、このような心配はいらないと感じています。

また、子どもにとって理想的な環境を整える時に、同居する親だけに責任を押し付けるのもよくないので、そこは地域や家族や仕組みの中でサポートする体制もとても重要です。一緒に生活する母親が笑顔でいられないことは、子どもにとって良い環境とは言えません。その環境作りを母親に押し付けることも絶対にしてはいけないことだと感じています。