支配と扶養の違いが、モラハラの要因のひとつ?

朝ドラのお話し。今週は1964年~1974年みたいです。私は1968年生まれなので、もう生まれた時代のお話しになりました。たった50数年ですが、大昔みたいに今とは違いますね。



■物事を受け入れられないと『他責』になりやすい■
物事を受け入れるには『余裕』が必要。物事を受け入れられないと『他責』になりやすい。それは『余裕』がないから、答えが自分では見つけられないので仕方ないことかもしれません。

『余裕』って何だろうと考えると、時間の余裕、お金の余裕、心の余裕が浮かびます。人にもよりますが最も人生に影響を与えるのは心の余裕かもしれません。しかし、心の余裕は時間の余裕から生まれたり、お金の余裕から生まれたりします。そう考えると余裕を失う理由になるのは時間とお金かもしれません。その結果、心の余裕が失われてしまう。

時間の余裕とは、仕事が忙しいとかより、誰かに支配されている時間ということのようです。女性がメンタル不全に陥りやすい理由に、常に夫の感情に支配されていると感じてしまうことは言えるでしょう。しかし夫は支配ではなく扶養していると思っている。

■支配と扶養の違いが、モラハラの要因のひとつ?■
この支配と扶養の違いが、モラハラの要因のひとつと言えます。離婚調停になった時に、モラハラに関しては真っ向からの戦いになりやすいです。どちらも本気です。夫の感情に支配されていたのは妻からすれば事実ですが、夫からみると責任を持って扶養していたという事実になる。

経済的にも自由がないケースが多いので、夫の感情に支配され時間がない、経済的に自立していないことでお金もない、という状況の女性が多いのです。このような日々が続くことでメンタル不全に陥る女性が増えてしまっていると私は考えています。

『余裕』を失っていけばいくほど、視野も狭くなり、選択肢が減るので課題の解決が困難となり、心にも余裕がなくなります。この状況に陥る環境の改善をもっと社会で考えていく必要があるなと。

課題は小さい時に摘む。大きくなってからでは解決も難しくなってしまい、当事者の辛い時期を長引かせ、心までを蝕んでいく。それが事件にも繋がる可能性もある。児童虐待など子どもが被害者になるような事件はもっと防げることだと感じています。