母親が仕事をしていると、子どもにとても良い影響がある
タイトルはハーバードビジネススクールの研究結果です。私もそう思うので、研究されていたんだと感動です。
■母親も人間、全員が完璧な訳が無い■
「子どものことを『要らない、私には育てられない』と時々思ってしまうんです」
こう言いながら下を向かれる。母親も人間、全員が完璧な訳が無いのに、完璧じゃなきゃいけない空気をどうにかしたい。
小さい時はこっちの予定も気にせずに泣きわめく、わがままを言う。
中学生にもなれば反抗ばかり、もう手に負えない・・・
なんて思いますよね?
大事な大事な存在だからこそ、時に重くなり手放したくなることも無くはない。それでも一緒にいるのが親子なのでしょう。
このような相談ってよくあるんですが、「お子さんが想いをぶつけられる関係なんですね。素晴らしいですね」と伝えます。思いの丈をぶつけて、言わなくていいことを言って傷つけてしまう、お互いに。
それを繰り返しても尚、信頼を構築できるのが家族です。何を言っても大丈夫。受け入れてくれると言う安全地帯が親であれば、外の世界で挑戦ができます。とても良い関係です。
■子どもにとって安全地帯がない状態とは?■
親の顔色を窺って良い子を装っていると、ちょっと危険かもしれません。子どもにとって安全地帯がない状態です。それでは自分の未来に希望を持てず、意欲もわかないでしょう。もちろん挑戦などできない。
親の前でわがままな事は、悪い子だからではなく、年齢に応じて態度は違いますが、親を信頼しているからです。良い関係なんですよ。
親子だって人間同士、感情の生き物同士です。親だから偉くなきゃいけないわけでもなく、子どもは素直におとなしければ良い子な訳じゃないです。もっとぶつかり合う体験を親子で経験させてあげて欲しいです。
親は最も信頼できて甘えられる、わがままが言える存在、他人には気を使わなければいけない。2歳児でも使い分けます。それは素直だからできることでしょう。
保育園から帰ってきて駄々をこねたら、「昼間甘えるの我慢してたんだね。えらいね」って言ってギュってしてあげて欲しい。ずっと一緒にいるより、離れていたからこそギュっの喜びは数百倍になります。中学生になって反抗してきてから、「そのあり余ったエネルギーを私にぶつけろ!」って受け止めてあげて欲しい。子どもたちの自己肯定感が育ちます。