お留守番してくれた子どもに「ごめんね」ではなく「ありがとう」を伝えよう

お孫ちゃん6人(2歳、3歳、5歳×2、7歳、9歳)が泊まりにきた。2歳児のスマホのプロ級操作に驚き、ママが居なくても6人で社会があることに喜び、バナナの消費量に笑みを浮かべるばぁばです。この子たちが騒いでも問題ない環境を作りたくて引越ししたので、ひとつ夢が叶った感じです。



■小さい子がママがいいのは当たり前■
「仕事を制限して子どものそばにいることが、子どものためになっているとは限りませんよ」と、私はかなり伝えています。小さい子がママがいいのは当たり前ですが、それと、だからいつも一緒にいる方がいい、は別の話しです。

家族で話し合って、役割分担として外で働く人と、家庭を担う人を決めるのは問題ないです。お互いに納得して役割を果たしていけばうまく回ります。しかし「子どもが小さいから」「夫が家事を手伝ってくれないから」を理由に「働けない・・・」と思いながら家庭にいると、夫婦仲も悪くなりやすく、子どもの前でもイライラしやすく、自分自身も自信を失い、自己決定力が低くなっていく傾向が高いです。

また、子どもにとって親が働いていることはメリットはあってもデメリットはほぼ無いです。デメリットになるのは、イライラしている親に気を使うことくらいではないでしょうか?

やりがい、経済力、自己決定力を持つ大人が側にいることは、自分の未来を創造する時に良い意味でのロールモデルになります。

また淋しい想いは必要だと私は子育てをしながらも感じていました。「我慢させている」と思うと罪悪感を持ちそうですが、「親の役に立っている」「家族の一員として役割を果たしている」という経験は、社会に出てからも人間力として発揮します。

■お留守番してくれた子どもに「ごめんね」ではなく「ありがとう」を伝えよう■
お年寄りの話しを少しすると、役割がずっとある人は、自信もあり、他者を理解でき、健康でいられる傾向があります。やることが無くなると我がままになったり、他人に意見を押し付けてしまうなど攻撃的にもなります。私たちは年齢関係なく誰かの役にたっている、自分には役割があるという状況が成長にも必要であり、高齢者にとっては元気に生きていくためにも必要なことです。

「ママがいい」と泣きながらも、ママがいない世界を知る入口に立つ。淋しさの向こうには自分で得ていく世界が待っています。数時間でも子どもは驚く成長を遂げる。数時間後に会う大好きなママを見て、「ママがいる喜び」を感じ、更に「ママ大好き」となる。

大好きなママに「今日もありがとう。〇〇ちゃんのお陰でママは楽しく仕事できたよ」
なんて言われたら笑顔がこぼれますね。