シングルマザーの老後とは?

公園で、右と左に分かれる2歳児と3歳児を同時に見ることは不可能だと思った土曜日。その後、30代の長女が、公園の中を子どもたちと一緒に本気で走り回っているのを見て、「子育ては若さだ」と感じてしまった。5人の子どもを育てたが、上が下の子をみてくれたし、年も3歳ずつ離れているし、ずっと働いていたので、こんな苦労したことなかった、ということを昨日知った。



■シングルマザーの老後とは?■
「老後資金ゼロが4割もいる日本人」というコラムを読んだ。これはかなりの数字です。高齢女性の貧困率の爆上がりが想定できるので、老後までを計画的に考えて働くことを伝え続けています。老後までの時間が長ければ長いほど、当たり前ですが準備は容易となります。

高齢者の生活保護受給の内訳を見ても、単身と女性が今でも圧倒的であり、シングルマザーは単身の女性なので、まっしぐらであるという事は一目瞭然です。非正規が多いので年金額も低く、良い条件はほぼ無いのです。

ただし、現状としてはシングルマザーの課題でもなく、4割となれば多くの方が自分事に老後をもっと考えなければいけない状況という事です。

■貯蓄を切り崩していくという不安な生活を余儀なくされる■
国もあの手この手で伝えようとしていますが、伝わっていないのが正直なところ。老後2000万発言の時のように、結果的には批判の対象になってしまうので、誰も口にしなくなる。こっちの方が怖い気がするのは私だけでしょうか?

私の父も、母が亡くなった後病気になり、移住先から私たちの近くに引っ越してきました。県営住宅に入れば「国が守ってくれる」と言っていましたが、そんなことはありません。倒れて施設に入れば驚くほどお金が掛かります。まだ年金が多い方なのでどうにかなっていますが、それでも毎月数万円足りません。

逆にこうなると貯蓄ゼロの方が生活保護を受けられるのでいいかもしれません。シングルマザー支援の中でも思いますが、貯蓄があると国の支援は受けられませんので、貯蓄を切り崩していくという不安な生活を余儀なくされます。

増やすことができなければ、減っていくしかない。この状況が一番不安かもしれませんね。

■収入を上げる、どうやって働いていくかなどを一緒に考えることで安心■
協会の「ワタシのミライ相談」では、今と未来を同時に考えます。今の生活費、子どもの教育費、自分の老後費までを一緒に考える機会ができることで、貯蓄を切り崩すだけではない方法があることを知っていきます。収入を上げる、どうやって働いていくかなどを一緒に考えることで安心してもらえます。

他人事ではない自分の老後問題。問題のはじまりは若い時の準備です。優先順位を高める必要があることは何か?から一緒に考えて行きましょう。