親のコミュニケーションが、子どもの考え方に影響します

一緒に暮らしていても、それぞれがちゃんと自立して働いている場合は、世帯分離した方が得なんですね。でも、なんか変じゃないですかね。自立という概念が無いのかな???



■他責は不幸の源■
他責とは、他人の責任にすることです。
原因は自分ではなく、相手にあると考えます。

「子どもが言うことを聞かない」という人がいます。子どもが小さい時、私もよく思いました。

この一見当たり前のようなことですが、これでは何も解決しません。

「子どもが言うことを聞かない。だからゲームを取り上げた」

「子どもが言うことを聞かない。だから外遊びを禁止した」など、親は言う事を聞かそうと必死です。

しかしこれでは悪循環。親子関係まで悪化してしまいます。

そもそも自分以外の人間を動かそうと思う時に、脅したり、制限を掛けたり、取り上げたりしても意味がないです。返って不信感をもたれ、更に言う事を聞いてくれません。

他責という考え方では、悪いのは相手なので、相手の悪いところを正してもらおうと思ってしまいます。これがそもそもコミュニケーションとして悪です。

私たちごときが、他人を変えることなんて到底できないことを知らないといけません。

相手を変えようとするのではなく、自分がどう変わればいいのかを考えた方が解決は早いです。

相手の気持ちになり、どうやったら動きくたくなるか?やりたくなるか?を考えます。そうなるには、自分はどうコミュニケーションを取ったらいいのかです。

■親のコミュニケーションが、子どもの考え方に影響します■
子どもの例で話しましたが、全ての人間関係で通じる考え方です。
「会社が理解してくれない」←あなたは会社の目的を理解していますか?
「自分勝手な人」←自分勝手と思うのは、あなたが自分の思い通りにならないことが嫌だからではないですか?

子どもの例に戻りますが、「ゲーム好きだね、どう楽しいのかお母さんに教えて?」と、先ずは好きな事を認めてあげることから始めてみましょう。夢中で楽しいことを話してくれる子どもの気持ちに寄り添い、「そうなんだ、すごいね」などと声掛けながら聞いてあげると満足していきます。「楽しいことをした後は、やらなきゃいけないこともやろうか?いつやる?」と自分でルールを決めさせて、できた時はすごく褒めてあげましょう。できなかった時はできなかったことを理解してあげて、またできるようにするためにはどうしようか?と一緒に考えてあげましょう。

他人に押し付けられたことは嫌な事ですが、自分で決めたことには責任感を持ちます。この経験がまた、大人になった時に他責という考えにならないで済みます。

子どもを信じて、子ども扱いしないこと。
親のコミュニケーションが、子どもの考え方に影響します。