「疑う」スキルがあっても、「見極める」スキルが無いと、何もできなくなる

真実とは?
自分の中にある?



■「疑う」スキルがあっても、「見極める」スキルが無いと、何もできなくなる■
フェイクニュースが飛び交い、人が人をだますために嘘を付き、誹謗中傷が無くならない。この状況から自分を守るために、「疑う」ことは生きるために必要なスキルかもしれない。

しかし「疑う」スキルがあっても、「見極める」スキルが無いと、何もできなくなる。これは騙されるよりも人生がもったいない。

「疑う」と「見極める」はセットで必要なスキルです。

本能寺の変が起こった後、豊臣秀吉は明智光秀を討ちますが、この時に仲間に「信長さまは生きている」と噂を流し安心させ戦力を失わずに戦えたとも言われています。

嘘の噂を流すことで、絶望から希望へと人の活力を満たし、活かすことができたのでしょう。
そもそも私たちホモサピエンスが地球最強の生物になった理由が、噂話と虚構を作り語ることができたからとも言われています。

真実は、自分が聞いたことで変わります。このような事実があるので、誰と一緒にいるか、どんな情報が入る場所にいるか、で人生が大きく左右されます。

■自分が望んでいる情報は絶望なのか希望なのか?■
そもそも私たち人間は噂話が好きで、それを信じる生き物だということを、もっと理解することで、自分を守ることができる。どのような情報(絶望or希望)が多く入るところに自分がいるのか?を知った上で、「疑う」そして「見極め」て、自分の情報とするのか?

また自分が望んでいる情報は絶望なのか希望なのかも知るといいです。自分自身が絶望を望んでいるとすれば、未来は絶望に溢れるし、希望を望んでいるのであれば、未来は希望に溢れます。

結局、自分自身ということですね。

■福祉においては、かなり危機的な状況を作っている■
「自治体に足りないことは何だと思いますか?」と質問されたことが数回あります。私は「見極め力」と答えます。見極め力が無いから、問題が起こらないようにと動くことが当たり前になってしまい、挑戦したい人を応援することが自治体は出来なくなっています。これは福祉においては、かなり危機的な状況を作っているのを感じています。これ以上、税金で助けてもらいたいと考える人を増やしていく、今の依存型支援では、働ける人たちにも税負担や不公平感を生んでしまい、働く意欲(納税)となる気力までを失わせてしまっています。

それが政治や社会(企業)への不信感に繋がっていきますね。

同じ境遇の人だとしても、考え方が違えば方法は違うはずです。