現在9自治体とのひとり親家庭支援連携協定を締結

今年もいくつかの自治体とのひとり親家庭支援連携協定が進んでいたり、話をしに行ったりと動きがあります。現在9自治体です。次で10になり2ケタになる。最初の横浜市の時と同じように、感慨深い。



自治体との連携協定を振り返ってみようと思う。

日本シングルマザー支援協会の設立は2013年7月でした。
最初はたったひとりで立ち上げましたが、かなり早い時点で現在副代表の山木さんが協力してくれるようになりました。

当時は右も左もわからず、行政のことなんてわかるはずもない。何故なら自分自身は児童扶養手当には長い期間お世話になっていいましたが、最初に相談に行った時に生活保護を進められたこともあり、窓口には二度と行かなかったので縁がなかったんです。

ここはハローワーク勤務だった山木さんにたくさん助けられました。

ただ私は営業職をずっとやってきたので、企業へのアプローチはできた。ということもあり、企業さんとのお付き合いがどんどん広がっていったという経緯があります。

それでも、シングルマザーの生活安定を目指す中では、行政との関りも重要。当初から山木さんと二人で、ご縁ができると市役所などに赴き、必死にシングルマザーの自立支援の重要さ、児扶手に頼って生きていたら、後が怖いから、早いうちに自立支援をしましょうと伝え続けていきました。

 

正直この頃は、毎日「何の意味があるんだろう、こんな活動・・・」と思うくらい暖簾に腕押しの日々でした。

ただ、ずっと続けていると方法が見えてくるものです。いろんなことが理解できるようになると、物事は動き出すわけです。

人生に無駄はないです。継続は重要。

設立して5年たった2018年2月に、横浜市との連携協定が締結。ここが本格的な自立支援のスタートとなりました。翌月の3月には相模原市との連携協定を締結。現在この2市とはアウトリーチ型支援である、訪問相談を継続させてもらっています。

同じ年の9月に大阪市。翌月の10月に静岡市との連携協定を締結。静岡市とは移住関連での連携協定となりました。

2019年に入り3月に川崎市。これで神奈川県の政令指定都市は全て連携協定を締結することができました。そして7月に千葉市。

2020年10月には市民の声とでもいいましょうか、北九州市のシングルマザーの方の声もあり、九州地方初として北九州市と連携協定を締結。

2021年4月にさいたま市と連携協定を締結となり、関東3県の政令指定都市全てと連携協定となりました。この年の12月に、これも記念すべき東京都初となる青梅市と連携協定となりました。

2018年2月の横浜市を皮切りに、近々の青梅市まで9自治体と連携協定となっています。

間もなく10例目もお知らせができると思います。

連携協定の大きな意味として、シングルマザーの方に自立できるという希望を与えることができていると感じています。希望にはお金なんて掛からない。私たちのような団体が先頭を切って進み、自治体が後押しをしてくれているという姿を見るだけで、多くのシングルマザーが「自立はできるんだ!」と希望を持つんです。

これが最も大きな連携協定の効果だと、私は感じています。

今後も拡げていけるよう、努力していきます!