母親が頑張って生活を立て直す姿を見ながら、自分も「やりたいこと」を見つけてた
昨日は、企業から「シングルマザーに働いて欲しい」という、問い合わせがとても多かった。なぜか全然わからないんです。誰か知ってますか?
■「Jキャリア・ママ」からの嬉しい報告■
「Jキャリア・ママ」を増やして、紹介していくと、ここ数日勝手に言い続けています。いつものことですが、「江成さんが、また何か言いだした!」と、冷ややかな目でスタッフに見られているような、被害者意識でいます(笑)
そんな中、「Jキャリア・ママ」を認定したい、数年サポートさせてもらっているシングルマザーの方から嬉しい報告が。
「こどもが就職すると言っていたんですが、急遽、大学に進学することになったので、もっと稼がなきゃ」
最初の出会いは4年ほど前。仕事で追い込まれ上手くいかず、生活保護一歩手前の時期に、協会のイベントに来てくれました。そこから山木さんが個別相談を繰り返し、タイミングを見てお仕事を紹介し、同時に支払いもうまくいっていない部分もあったので、家計も一緒に見直して、計画を立てました。
そして見事に1年後、お仕事は順調に続けられ、マイナスだった家計はプラスに転じたんです。
お子さんも個別相談に毎回同席され、「ちゃんと山木さんの話し聞かなきゃだめよ」と母親にカツを入れてくれるくらい、しっかりされていました。
■母親が頑張って生活を立て直す姿を見ながら、自分も「やりたいこと」を見つけてた■
「うちって生活保護なの?」と心配していた時期もあったそうです。「ギリギリなってないよ」と伝えたそうです。その後も家計の心配もしてくれるお子さんだったの、「高校出たら働くよ」と言ってくれていたようですが、母親が頑張って生活を立て直す姿を横で見ながら、自分も「やりたいこと」を見つけていったようです。
そして、ギリギリのところで、「大学に行きたい」と言ってきたんだそうです。
この話を聞いて、「親に遠慮なく言える関係がいいね」と。
「子どもが大学に行くことになったので、もっと頑張らなきゃ」と言っている彼女が超笑顔なんです。
私たちは、こどものために頑張れることが、本当に幸せなのかもしれません。
子どものためにと、方法を間違えずに頑張れば、ちゃんと自立はできる。そんな一つの事例をみたようで、気持ちがほっこりしました。
「Jキャリア・ママ」が増えていけば、社会復帰は容易になる。そうすれば家庭が困窮していることで、未来を閉ざされる子どもたちがいなくなる。