女性が高齢者になって貧困に陥らないようにするには?を考える
今週は、ほとんどリモートで、歩いていないです。体が固まってしまうので、運動を生活に本気で取り入れないといけません。
■女性が高齢者になって貧困に陥らないようにするには?を考える■
私は、女性が高齢者になって貧困に陥らないようにするには?を考えることが、女性と子どもにとって安定した生活を構築できることだと考えています。
「今」に追われてしまいがちな女性は、「老後」まで見据えて動くことが難しいです。何故なら「今」がいっぱいいっぱいだから。もうそれ以外に理由はないでしょう。
しかし、「今」しか見ていないと、安定した生活へのライフプランが描けないので、明日へ繋がる今日を送ることができなくて、ずっと不安定な毎日を送ることになってしまいます。
その結果、と言ってもいい状況が、今の50代女性には明確に表れています。にっちもさっちもいかなくなっている人が多いです。仕事も夫との関係も、自立を促す子育ての重要性を知る機会がなかったので、子どもの自立に伴う自分自身の自由も得られず、いまだ自分で何かを決めたり、行動したりができずにいるんです。
私自身も50代なので、もっと若い人に同じことを繰り返さないように伝えていくことが、今は一番有効な手段かなと思っています。
■起点となるのは女性自身の意識改革■
パートや派遣を選択しないで欲しい!と、いつも伝えています。これは企業側もまだまだ「女性はパート」と決めつけている業界もありますし、ハローワークなどもそう考えているのを感じるので、社会全体で概念を変えて行かなければいけないことですが、どこが起点となって変化していけばいいのか?と考えると、私は女性自身だと思います。
一生懸命働いてきても、キャリアには繋がらない、自信に繋がらないことは、結果的に自分の将来へのリスクとなる。
自立って跳び箱のようだなと感じています。社会人になった時には、働いて自立することに障壁はほぼ無く、昔よりは環境は悪いですが、階段を用意してくれているので、自分のペースで上がっていけばいい。しかし一度その階段のない環境に身を置き、その後社会復帰を目指すと、今度は跳び箱が目の前に現れる。その跳び箱は毎年1段づつ積まれ、社会復帰を後回しにすればするほど向こう側は見えなくなり、最後には絶対に飛び越えるのは無理と判断し諦めてしまう。
この状態が今の女性の社会復帰にはあるんです。
女性自身が早めの社会復帰(自立)を目指すことと共に、社会全体で跳び箱に気付いてあげて、低くしてあげる思いやりも重要。女性と社会がお互いに相手のことを理解することですね。