シングルマザーの後悔「仕事を辞めなければよかった」「もっと早く自立しておけばよかった」

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今日は、相談時にシングルマザーや離婚を考えている女性の多くが放つ後悔の言葉を考えていきたいと思います。



「仕事を辞めなければよかった」
この言葉をおっしゃる人も意外と多い。元々正社員で将来ビジョンも見えやすい企業にいた方ほど、この言葉を放ちます。
「夫が家庭にいることを望んだ」「子どもの側に母親はいないといけないと思ってしまった」など、自分の意思というより、誰かに望まれたり、親から与えられた価値観に流された結果、本来の自分とは違う選択をしてしまうことがあるんです。

逆に、仕事を続けていた人が放つ言葉は、「仕事を辞めなくてよかった」となります。

「もっと早く自立しておけばよかった」
結婚までにキャリアも無く、結婚後は専業主婦かパート程度の仕事で、子どもと夫中心に生活してきた場合、いざ夫が離婚を希望したり、自分自身がメンタル的に夫といることに耐えられなくなった時、もう絶望的な感覚になります。

社会経験も乏しいことから、夫との知識差も広がっていき、夫婦関係に経済的な上下関係と同時に、精神的支配も起こりやすいです。時間経過と共に年齢も高くなることから、更に自信を失い、社会復帰など想像もできなくなってしまう。まさに八方塞がり状態。

就職支援も自信がなく諦めてしまう場合が多く、途中で連絡が取れなくなってしまったりしやすいです。

「私はキャリアも資格も何もないので・・・」
この言葉は一日一回聞くくらいよく聞きます。「離婚したいので何の資格を取ればいいですか?」とも。即、生活が安定する収入になる就職が可能な資格以外は意味があまりありません。資格取得よりも、不安を払しょくし、視野を拡げて未来を見据えていくことが必要となります。

ブランクで言うと10年、年齢で言うと50歳を超えると自立はかなりハードルが高くなります。社会の受け入れ態勢もそうですが、最もハードルとなっているのは女性自身の「不安」です。意欲的に社会に復帰したい女性が増えれば、あっという間に社会は適応します、これは必ずと言っていいと思います。

毎日相談の中で女性が放つ後悔の言葉。この言葉たちを無駄にしないために、日本シングルマザー支援協会は女性の早め早めの自立を、今後も声高に叫んでいきます。