50代女性がこれから社会復帰するときに注意すべきこととは?

ひとり親コンシェルジュ2期生、今日も勉強中です。




■男性の中には、まだ「女性に働いてほしくない」とか言う人がいる?■
50代女性の沼、ということを最近よく話す機会があります。まさに今の50代って男女問わず時代の狭間でもがいているのではないだろうか?と。

男性も大変だと思います。新卒の頃は、この会社で一生働いて、60歳で定年して悠々自適の老後がきっとまだ待っているだろう、くらいに思っていたはずが、ここ10年くらいで「え!え!え!」という時代の変化に翻弄されています。

女性は更に大変、個々の経済力が安心できる人生の必須アイテムとなるなんて、ほとんどの親は教えてくれず、「将来の夢はお嫁さん」の最後の世代としては悲しい出来事でしかありません。

男女関係なく、専業主婦の母親に育てられた人が多いので、男性はまだ「女性に働いてほしくない」とか言っている人が多いですが、自分の父親ほど稼げない現実にぶち当たっている人も少なくないでしょう。

働いていないことが当たり前だった時代から、働いていないことに罪悪感を持つ女性も増えてきました。しかし親の教えや自分の価値観は古い世代の考えなので、働いていると今度は「子どもに悪い」という罪悪感に苛まれてしまう。

本来、働いていようが、働いていなかろうが、夫婦でしっかり話し合って決めていれば問題ありませんが、どちらを選択しても罪悪感を持ちやすくなっています。

夫婦の話し合いも難しいところで、「当たり前」が時代にあっていないのに、「当たり前」という表の感覚は一緒なので話し合いをしていない夫婦も多く、夫の社会での疲弊感も気づかず、妻の家庭での疲弊感、孤独感に気づけずに時間だけが過ぎてしまい、開いた溝を埋めることができなくなり、「性格の不一致」での離婚となる。日本人の典型的な40代、50代の離婚劇です。

男性に一言言いたいのは、「家庭にいて欲しいと言うなら、どんなに女性の社会性が低くなっても一生大事にすると覚悟してください」です。

■50代女性がこれから社会復帰するときに注意すべきこととは?■
とはいえ、男性に頼っていても仕方ないので、女性の自立促進が一番解決策となると感じています。

そこで、50代女性がこれから社会復帰するときに注意すべきことをいくつか。
「過去のできごとを忘れて、未来を見よう」です。

新たな挑戦が苦しいんです。年代的には不安しかなく、できなかった時のことを考えたら、「この方法じゃない」と言いたくなり、乗り越える前に諦めてしまう傾向が高い。実際に選択肢は狭いです。もうこれはジタバタしても、社会や企業に不満をぶつけても仕方ない。そんな時間が勿体ない年代です。

50代以上での社会復帰は、とにかく現状を受け入れる気持ちが大事です。
過去の答え合わせを止めて、未来の可能性へと視点を向ける。それができれば新しいことへの挑戦が、いくつもの選択肢(決して多くないのは受け入れてください)からできます。

「正社員はもう無理ですか?」とよく聞かれますが、簡単ではありませんが可能性はあります。

Jキャリア 女性の社会復帰サポート・コンソーシアムの加盟企業は、女性の活躍を本気でサポートしてくれています。それが社会のためになり、企業のためになり、そして個々人のためになる。自分が思っている企業イメージや社会のイメージ、働き方のイメージが間違っているかもしれないと疑問を持ってください。

真っさらに物事を見ることで、選択肢は更に広がります。