母親が働くことは、子どもにとってたくさんのメリットがある
新横浜駅、新幹線の売店のお兄さん、素敵な呼び込み。
■シングルマザーの悩みは生活困窮だけではない■
先週、ひとり親コンシェルジュ講座が終了しました。
個別相談は月に100件程の申し込みがあり、自治体の訪問相談事業も増えています。
ひとり親コンシェルジュの活躍の場が、どんどん増えています。
喜びもありますが、知識量も多いので講座終了後からデビューまで、少し時間が掛かることもあり、3期も早めにはじめないといけないな~と思っているところです。
シングルマザーの悩みは生活困窮だけではないです。生活困窮に陥る要因が必ずあり、その要因自体が悩みになっていることも多いです。それは子どものことだったり、自身の親のことだったり、人間関係のことだったり、自身の考え方だったりします。
手前で相談してくれることにより、生活困窮に陥らなくて済みます。母親が生活困窮に陥らなければ、子どもが不必要に挫折感を感じることもなく、可能性を狭める必要もありません。
逆に、親が生活困窮にならないための行動により、必要な我慢やお手伝いができるので、それは子ども自身の人間力の強化、そして自己肯定感へと繋がっていきます。
■母親が働くことは、子どもにとってたくさんのメリットがある■
母親が働くことは、子どもにとってたくさんのメリットがあることを、もっと知ってもらいたいです。日本では言われませんが、海外にはエビデンスもたくさんあるので、神話より事実が広がれば、もっと母親も楽になれるだろうと。
日本シングルマザー支援協会のシングルマザー支援は、困っているシングルマザーというより、困ってはいるけれど、まだどうにでも好転できるシングルマザーを主にサポートしています。多くの方が、困っているけれど日々はどうにかなっている状態です。児童扶養手当や養育費がある間に、将来的な教育費のこと、自分自身の老後のことを計画的に考えていく機会が日本には少なすぎます。それによりキャリアを構築しない働き方を選択する女性が多く、高齢女性の貧困へと繋がっています。
生活困窮してからでは、元に戻るのは容易ではないです。何事も早め早めに考えておけば余裕が生まれる。余裕を作って未来を考える。そんな支援も、福祉的支援と共に重要な流れになっていると思いませんか?