5年後、そして10年後、どんな未来を創ってくれるのか?

福島県大熊町。
避難区域となり、あの日から誰もいなくなった町が、今よみがえろうとしている。

(ジャパンチャレンジャープロジェクト代表理事 中川さん、大熊インキュベーションセンター 直井さん)

復興のためにアイデアを振り絞っている学生がいる。

「道路de巨大すごろく!」
「大熊にUFOがやってくる?!」
「彩が繋ぐ、過去と未来・人と人」
「モビリティで大熊を観光地に」
「ベリー大熊」
「大熊総合芸術祭」
と、6つの企画の発表を審査しました。

結果は、全て採用!!!
ここから学生たちをメンターたちがサポートしなら、大熊町は復興を進めていきます。

 

(おおくまハチドリプロジェクト中間発表会)

前日は夕飯をご一緒させてもらい、学生の皆さんの意欲がまぶしくて、いろいろと質問させてもらいました。

こんな若者の意見が通りにくい日本て、損しているな~というのが一番の感想。若者の存在自体が希少価値、希少価値だからもっと大切にしないといけないんじゃない?と本気で思います。

審査員をさせてもらい、心からワクワクしました。まだ実現前ですが、中長期的な計画も発表してくれていたので、5年後、そして10年後、どんな未来を創ってくれるのか?期待しかないです。

10年以上、誰もいなくなった町というものを、初めて目の当たりにしました。復興が進んでいるので、人はたくさんいます。廃墟化した住宅が並ぶ中でも、車の往来は多く、人がいる場所は全てが新しいので、経験したことのない世界観でした。

元大野小学校が、インキュベーションセンターになっている場所を見学。外から見ると普通の小学校ですが、中は一部リフォームされており、学校全体が、関東でも見たことがないくらいの充実したシェアオフィスになっていました。

30社以上の企業が入居しているそうで、昨日はそれほど人はいませんでしたが、多い時は活気があるそうです。

こうやって新しい町が創られていく。
忘れてはいけない過去ではありますが、私たちは前を向いていくこともとても大事だと思います。

ゼロではなくマイナスからのスタートと、審査委員長だった副町長がおっしゃっていましたが、未来から見た時、「あの時があるから今がある」と笑顔で話している人がいることを、私は想像していきたいです。