子どものためではなく、経済的不安で離婚しない
天気が良いと、それだけで気分が晴れる。
■離婚くらいで、子どもから父親を奪うことできないよ■
「子どもから父親を奪うのはかわいそうですよね?」と、かなりの頻度で相談の中で聞かれます。
私はこの時、「大丈夫だよ、離婚くらいで、子どもから父親を奪うことなんて、そんなに簡単にできないから」って伝えます。
危険がある親であれば、父親であれ、母親であれ、何かしらの目が子どもを守ることができます。そうならずに悲しい事件はゼロにはならないけれど、大半は、親以外の家族や周りの大人が気づき、何かしらのアクションを起こすでしょう。
一般的な離婚であれば、今は面会交流を拒むことは簡単ではないので、親同士が憎しみ合っているくらいでは、子どもから片方の親を奪うことは簡単ではないです。
協会に相談してくる方の多くは、未来を考える力がある方なので、「そうですね」と安心されます。
逆に、「子どものために自分の人生を犠牲にしても離婚はできない」と思っている母親を見ている方が子どもは悲しい場合もある。
すべてに当てはまる訳では無いですが、中高生の子どもたちに聞くと、「もっと早く離婚すれば良かったのに」と言うことも多い。親は驚くけれど、子どもは親の幸せを誰よりも願っています。
■子どものためではなく、経済的不安で離婚しない■
子どもに背中を押されて離婚を決める人もいる。
かと思えば、「子どものために離婚しない」と言いながらも、子どもが「離婚しなよ」って言っても離婚できない人もいる。実は子どものためではなく、経済的不安で離婚しないということが分かります。
私も親が離婚をした子どもでしたが、親が離婚したから不幸になんてなってませんし、我が家の子どもたちも同じく。また、頑張っている会員さんたちを見ていても、子どもたちはみな幸せそうです。
親が離婚して不幸になったと思っている人もいれば、親が離婚しなかったから不幸だった人もいる。不幸の原因は親の離婚ではなく、親の在り方でしょう。経済的にも精神的にも自立している親かどうか、私には親の自立が子どもの幸福度に影響をしているように見えます。