「児童扶養手当がもらえなくなったら損よ」なんて言葉に引きずられないで・・・

灯油が欲しい朝。



10年の活動の中で、生活を安定させ穏やかな日常を手に入れたシングルマザーが増えました。「自立なんて無理」「失敗したらどうするの?」というような、私たちがどんなに手を引いても、「何もしない方がいい」という手を引き戻す力の方が多く、多いので強い。

そんな綱引きのような状態がシングルマザー支援にはあります。シングルマザーじゃなくても、支援をしている現場でこう思っている人は多いかもしれない。

ホント、綱引きみたいです。

その中でも引き戻す力に負けずに、私たちのサポートを信じて進んでくれる人もいます。そしてその人たちは、プレッシャーゾーンを超え、こんなに穏やかな日々があったんだ・・・という地点に辿り着いています。

・営業なんてあなたにできるわけないでしょ?
・成績取れなかったらどうするの?
・その年齢で正社員になれるわけないでしょ
・児童扶養手当がもらえなくなったら損よ
・一生懸命働いたら子どもがかわいそう
・母親なんだから彼氏なんて作っちゃだめ
・残業なんかして、子どもどうしてるの?
・実家に帰ればいいのに

などなど上げれば切りがないですが、頑張ろうと思うと、誰かが引き戻すような言葉を掛ける。だから怖くて動けなくなってしまう人が多い。

しかし、昨今とても変化を感じています。事実として女性の貧困の増加、世帯年収の低下、少子高齢化社会など、今まで「それで良かった」ということが、「このままでは危険」というレベルになってきています。

そんなことを、最近はとても感じています。