孤独を感じるシングルマザー

シングルマザーが副業によって仕事の楽しさを広げている。と感じられる時、私はとても嬉しい。



「子宮に沈める」という映画があります。一度見たことはあるので、昨日の夜、仕事しながらBGMのように流していました。が、あまりにも子どもたちの無邪気さ、賢さ、健気さに引き込まれてしまい、真剣に見てしまいました。

この映画の題材は2010年に起きた「大阪2児餓死事件」です。この事件は聞くだけで辛い。また2014年に厚木市で起きた「5歳児衰弱死事件」は更に心がえぐられるくらい痛くなる事件でした。

実際に子どもが誰にの目にも触れられず命を落としていく。

ふと昨日映画を見ながら自分の体験を思い出しました。もう30年前の話しですが、近くに住む友達の家に、何故行ったのかは覚えていませんが、気になったことがあったのでしょうね、行ったら、幼い友達の子どもだけがマンションの部屋にいて、今にも落ちそうなオムツをして、部屋の中は小麦粉だらけでした。私は子どもたちを連れて、部屋を片付けたのかな?ちょっとそのあたりは覚えていませんが、母親に連絡を取り怒り狂ったのは、何となく覚えています。

彼女は男のところにいました。直ぐに戻ってきてくれました。確か、このあたりも記憶は曖昧ですが、彼に子どもがいることを言えなかったとのことで、これをきっかけに話し、子どもたちも含めた交際ができるようになったような記憶があります。

若い母親同士の友達で仲良くしていたのですが、結局私たちはその子とは友達関係を続けることができず、数年後に縁を切っています。近くに住んでいたので子どもたちの情報は入ってくるので気に掛けながら。

私の経験からも、こういう傾向がある人は友達も失いやすい。しかし被害に合うのは子どもなので、大人同士がどうであれ、子どもから目を背けちゃいけない。誰かの目があれば、親がどんなに酷くても命まで奪われることはないし、そんなことはあってはいけない。

私自身の今の活動に、もしかしたらこの経験も影響をしているのかなと、昨日映画を見ながらふと思い出し、感じました。

あの時私は彼女が強く孤独を感じていたのかどうかなどは分かりませんでした。それは女友達なんかでは埋められないほどの強烈な恐怖なのか、孤独なのか、私にはわかりません。

このような事件の背景には、事件を起こした親自身の親子関係の劣悪さ、そして他責な性格が見受けれます。

あの時の私は分からなかったけれど、彼女自身の心を埋めてあげることの方が大事だったのだろうなと今は思います。親を守らないと、子どもは守られないですね。