勇気を持って飛び込んだシングルマザーは、人生を大きく変化させます

土日はイベント目白押し。

シングルマザーのジョブ型雇用

■自分が大変な思いをしたから・・・その程度のスタートだったのかも■
来年、日本シングルマザー支援協会は10周年を迎えます。たったひとりの貧困から這い上がったシングルマザーが立ち上げた団体が、応援されながら10年続けることができ、仲間が増えました。

設立当初は寄り添ってもらうことと、寄り添うことの区別もできていなかった。その理由は事例が自分だけだったからだと思います。

・自分が大変な思いをしたから
・自分が子育てと仕事の両立が難しかったから
・自分がお金が無いのが苦しかったから

自分目線がスタートだった気がします。今思えばですが・・・当時の私がそこまで気づくはずもないですね。

ランチ会で集まってくれたメンバーが最初の仲間です。その出会いの中で、同じシングルマザーでも、色んな仕事をしている人がいて、色んな境遇の人がいて、色んな経済力の人がいることを知りました。離婚の理由も人それぞれで、子育てへの考え方も人それぞれ。

そんなことをみんなに教わりました。

■シングルマザー親子に何が本当に必要なのか?■
その後相談業務を担うようになり、更にいろんな状況の人がいることを知りました。同じ出来事でもマインドによって取り方が違い、結果が変わることもたくさん目の当たりにしました。自治体の相談業務を担うようになってシングルファザーの方の相談も乗る機会を頂きました。男性目線からの子育てと仕事の両立の方法は、シングルマザーの参考になるなと感じることも多かったです。

今では月に100名近い新規会員登録と、相談業務も100件近くあります。そのすべての人たちの経験や考え方によって、日本シングルマザー支援協会はシングルマザー親子に何が本当に必要なのか?を導き出すことに力を入れています。

今、個々に前に進もうとしているシングルマザーの人たちの一歩一歩を、次の人たちに伝えることができれば、いずれは誰も、最初から苦労しなくてもよくなる。そう思っています。

な~んて10周年を目前に、ちょっと思いを馳せてみました。

今日も就職内定者がでました。「えっただの転職でしょ?」と思うかもしれませんが、そんな簡単に語れないのが、シングルマザーが生活安定のためにする転職です。

怖い、不安、できるわけない、私なんて、のオンパレード。それでも飛び込む勇気を持つ人がいます。そして飛び込んだ人は人生を大きく変化させます。その変化の先に、諦めていた自立した生活と、親子が笑顔で過ごせる日常が、あなたを待っています。