女性が子育てをしながらも働きやすい社会を創る
働きたいけど働けない。
ここを切り拓きたいです。
■女性が子育てをしながらも働きやすい社会を創る■
10年前に「女性が子育てをしながらも働きやすい社会を創る」なんて、何のキャリアもない、ひとりのシングルマザーが考えて立ち上げたのが、日本シングルマザー支援協会です。
有名大学を出ているわけでもない。というか高卒でした。
有名企業出身でもない。というかキャリアプランなんて言葉も知らなかった。
どこにでもいるシングルマザーの中でも、困窮経験がある方のシングルマザーだったでしょう。そこから普通のシングルマザーができることを、最大限やってきて、普通の人の暮らしができるくらいになった頃に立ち上げました。
普通の概念は人それぞれですが、普通に普通の会話で、普通の人が使う意味で普通をたくさん使ってみます。
とにかく、どこにでもいる普通の人が立ち上げました。
そして、そこに普通のシングルマザーが集まると、手にしたい生活ってそんなに難しいことではなかった。普通に家計を理解し、普通に家計が担える仕事について、普通に将来を考えて、普通に準備していくだけ。
というオチでした。
ここで重要なのは、自分の普通が何か?ということです。
・普通、年に一度は海外旅行くらい行くでしょう?
・普通、母親は子どもの側にいないとだめでしょう?
・普通、大学くらい行かないとね・・・
・普通、家は新築じゃなきゃ無理。
などなど、切りがないですが、自分の普通を知った上で、たくさんの普通と言うことばを置き換えていけば、本当に自分が目指す生活が見えてくるかもしれません。
■今の普通が女性の働く環境にマッチしていないだけ?■
女性が子育てをしながらも働きやすい社会には、女性の考える普通という概念も取り入れていかなければいけません。子どもが病気をして休みがちになるのと、母親の仕事の能力は関係ありません。残業ができないのも能力とは関係ない。しかし、現実として女性がキャリアを中断する理由はほとんどこんな理由です。
今の普通が女性の働く環境にマッチしていないだけなんです。
今、いろんな企業さんと打ち合わせを重ねながら、今の概念とは違う概念を創り、女性の働き方を創っています。女性自身も変化を受け入れる必要もあります。ここはお互い様ですね。
この作業はとても楽しいです。働きたくない人はいいとして、本当は働きたいのに働けない人に仕事の喜びを知って欲しい。そんな思いを理解してくれる企業も多く、とても嬉しい日々を送っています。