「女性の自立」が当たり前になっていないと、努力が相当必要な気がして諦めることにも・・・
5人娘の中で3人が母親になっている。娘たちの子育てを見ていると、上手。
「みんな子育て、私より上手だな」って。嬉しくなります。
四女はコロナ禍の出産で、里帰り中ずっとリモートの私の仕事を見ていた。
全てのお母さんに受けてもらいたい「愛されるコミュニケーション講座」も隣で聞いていた。
講座終了後に「あなたは何者にもなれる、生まれてきてくれてありがとう」って生後間もない子どもに向かって言ってた。子どもの可能性をめいっぱい伸ばせる親になりたいと思ったようだ。
女性も働くことが当たり前の我が家で育っているので、娘たちもみな働いている。仕事を辞めて家庭に入るという選択肢は多分無いと思います。だからか、「働くな」とかいう旦那さんもいない。年齢的にも少なっていくのでしょう。
私の母もよく働く人だったし、私もよく働く人。
時代の違いはあれど、母も苦労していたし、私も若い時はド貧乏だった。しかし娘たち3世代目になると、当たり前な考え方が貧困には陥りにくくなっているのか、特に生活に困っている人はいない。
親が諦めずに、生活を自力で安定させようとする思いは、子どもたちに伝わり、3世代目くらいになると、努力ではなく、当たり前になっていくのかもしれない。
今年のお正月に家族が全員集まった時に、私はそんなことを考えた。
日本シングルマザー支援協会はシングルマザーに向けて、生活の安定の方法を、個別に考えて伝えている。そして伴走型定着支援をしながら自立の実現のお手伝いをしている。
しかし一番の課題は、私世代だと「女性の自立」が当たり前になっていないので、努力が相当必要になってしまうので諦めてしまうこと。
これが、シングルマザー支援の一番の課題です。きれいごとではなく、本当に一番の課題です。だからこそ、共感し寄り添っていく。一緒に泣いたり、一緒に笑ったり、一緒に落ち込んだり、一緒に喜んだりします。ひとりじゃないということを理解してもらうこと。この努力の向こうに「安定した、安心な生活」があることを理解してもらうこと。
それがすごくすごくすごく大切です。