毒親の末路。貧困の末路。

相談業務をしていると、自尊心が低い人ほど改善が難しいのを感じる。
上手くいかなかった頃の自分もそうだったなと思い出す。



自尊心が低い人の傾向として
・自分の考えに即さないアドバイスや情報提供は、自分の考えを否定されたと感じてしまう
・新しい考え方のアドバイスや情報提供は、過去の自分を否定されたと感じてしまう。
・自分の知らないことは、悪いこと、危険なことと捉えて受けいれない。

こう書いていくと、自分の考えに固執していて、その中にしか解決方法を見出さない、ということになる。自尊心が低いということは、視野が狭いとも言えるのかもしれない。

私たちの相談業務は、「ワタシのミライ相談」という名の通り、その方の未来を今よりも輝かせていくことを目的としている。自尊心が低いと、アドバイスも情報提供も受け入れてくれない。先にやるべきことは、自尊心を高めていけるような環境作りとなる。

自分は尊い存在だと思え、自分を大事にできることができてはじめて、他者の意見を受け入れてみようと思える。本来自尊心は親が育てていくことであり、自尊心が低い人が多いということは、子育ての考え方をもっとみんなで考え直していかなければならないということではないかと思う。

とにかく守り過ぎない。手を出し過ぎない。自己決定力を高める。
そして、「あなたならできるよ」と応援してあげるだけ。

昨日、横浜である集まりに参加した。3月末にはオープンセミナーをやるとのこと。
高齢者の現状をたくさん聞けた。
「これが子どもの自尊心を削ぐような子育てが横行している結果なのか?」と、私が思っている以上に現状が壮絶なのを知った。

毒親の末路。貧困の末路。怖いなと。
そして、私たちの活動は、そうならないための手前にあるのだということも知った。

終わり良ければ総て良し、という言葉があるが、早め早めに終わりを見据えて行動をしていくことでしか、壮絶な末路を回避することはできないのだと。