自信が無いと言いながらも、あなたは自分の可能性を諦めていないからモヤモヤしたんだよ
MES(ミーズ)プログラムを活用して社会で活躍している人に会いに行こう!企画をやります。協会から就職した人を、たくさんご紹介。
【「相談したって解決しない」と思っていた私】
日本シングルマザー支援協会の個別相談「ワタシのミライ相談」は、差別化された相談業務です。この相談業務を担うのは、ひとり親コンシェルジュの皆さん。行政の窓口でお仕事をされていた方も講座を受けてくれていますが、「こんな相談見たことない」と言う。
差別化できていることは、行政の窓口経験した人の驚きで知ることができる。この講座を一緒に創っている、協会の副代表の山木さん自身が行政の窓口にいた人。
今、多くの人が感じているであろう、「相談したって解決しない」と思っていた私。児童扶養手当の申請か何かで相談した時に受けた提案が生活保護だったので、二度と相談には行かなかった。そして行政の相談窓口で、「ここでは解決まで見てあげられない」と思っていた山木さんの疑問が、ひとり親コンシェルジュ講座を作った。
民間だからできること、という意味で役割分担ができればいいと思った。両方必要。
「役所に相談に行ったけれど、納得できなかった」という人が、協会の相談で目が輝く。なぜならば、その人の可能性を最大限に活用した解決策を提案することを得意とするからだろう。
相談をしたい人が、自分の可能性を拡げたい、生活を安定させたいと思っている人に向いているのが「ワタシのミライ相談」だと思う。
【自信が無いと言いながらも、あなたは自分の可能性を諦めていないからモヤモヤしたんだよ】
先日も、役所の相談の時にモヤモヤしたという相談者の方に伝えた。
「自信が無いと言いながらも、あなたは自分の可能性を諦めていないからモヤモヤしたんだよ」
口から出てくる言葉は「自信が無い」「私にはできない」「自分は甘いから」だとしても、本音は違うことがとても多い。言葉のはしはしから、彼女の本音を探っていく。そうして自分でも気づいていない本音を表に出していく。これによってやっと納得できる解決策が見つかる。
この形の相談業務が増えれば、生活を安定させることができるシングルマザーはもっともっと増える。また実際に増えている。
母親が働いていると子どもがかわいそうという人がまだまだ多い。これは不思議でならない。貧困家庭の方が子どもはかわいそうだ。親が子どもに言いたくない言葉をかけることになる。「うちでは無理だよ」「できるわけないでしょ」
発する親も苦しい、辛い。謝りながら言うのか、怒りながら言うのかは親次第。どちらにしても、これからの人生に可能性しかない時期に、この言葉を親から言われると、人によっては諦め癖がつく。これは避けたいと思っている。