社会性が削がれ自信を失っていくと生まれる夫への恐怖心

今日は花粉が多い?くしゃみが止まりません。



【離婚は人生の選択肢として無くてはならないもの】
昨日、娘夫婦の喧嘩に巻き込まれ、双方の話を聞いていた。
結論、特にどっちも悪くも無いし、どっちも悪い。

大事にしていることが違うし、喧嘩になると感情的に、思ってもいないことを言ったり、普段は言ってはいけないと思っていることを言ってしまったりと、収拾がつかない。

この収拾を毎回つければ、離婚は絶対に減るだろうと、いつも相談業務の中でも感じていたが、その想いが実践(?)によって強くなった。

離婚は人生の選択肢として、無くてはならないものだと思う。結婚してから何十年と一緒にいれば、お互いの成長も違えば、考え方だって変わっていく。これだけ変化の速い時代の中で、結婚した時と全く同じ状況の方がおかしいくらいだ。そう考えれば、人生のゴールが夫婦で違ってしまうことはいくらでも起こり得る。その時に前向きな離婚はあっていい。

また、気づかなった性格や価値観に気付いてしまうこともある。そのままで何十年と過ごすことが幸せなのか?と考えることは間違いではない。その時にも離婚という選択肢はあってよい。

しかし日本の離婚理由のトップはずっと「性格の不一致」だ。お互い想いあっているにも関わらず、誤解が誤解を生み溝を作り、その溝が時間の経過と共に深まり、そして埋められない溝に育つ。

これは勿体ない気がする。早い段階で溝を埋めることができれば、幸せな結婚生活とまでは言わなくとも、満足のいく家族像を描くことはできたはずだ。

【社会性が削がれ自信を失っていくと生まれる夫への恐怖心】
男女が二人きりで話し合いをするのは、意外と難しい。
まして女性が専業主婦やパート主婦だったりすると、時間の経過と共に社会性が削がれ自信を失っていく。ここで生まれるのは夫への恐怖心。恐怖心まで育ってしまうと、もう「大丈夫だよ」なんて言葉は意味をもたない。ただ怖い。逃げたい。離れたい。だけになる。

スタッフと話しながら、「夫婦喧嘩支援協会でも立ち上げる?」という話になった。もちろん冗談だが、冗談でもないかもしれないなと思った。私たちがやるかどうかは置いておくとして、必要なことだと感じた。

現在でも日本シングルマザー支援協会では、離婚相談の時は離婚阻止できるかどうかを最初に考えている。相手に問題大有りや、相性が悪くて一緒にいるとストレス値が高すぎると感じた場合は離婚でもいいと思うが、ほとんどのケースはそうでもない。

離婚は選択肢として必要。決して悪ではない。という共通の認識の元、誤解が生む溝の深まりによる性格の不一致の離婚は減らすことができる。これも日本に必要な支援だ。