「ママさんだから、責任のない仕事だけやってもらう」という風潮が・・・

女性の社会復帰についてのアンケートが、読みごたえがあって凄い!



【「ママさんだから、責任のない仕事だけやってもらう」という風潮が、能力のある人材を殺してしまっていると思う】
アンケートの中で共感するコメントを紹介。
Q子育て後の女性の社会復帰について、企業に求めることを教えてください
A「ママさんだから、責任のない仕事だけやってもらう」という風潮が、能力のある人材を殺してしまっていると思う

協会の話しになるが、相談前には想像ができないくらい活躍する人がたくさんいる。事例を企業に伝えると興味を持たれる、しかし自治体に伝えると「そもそも優秀な人を選ばれているんですね」と言われる。次に言われるのが「できない人も多いので・・・」となる。

この誤解とは言葉が強くなるが、戦ってきた。優秀な人を選んでいるのではなく、優秀な人が埋もれているだけだ。本当に勿体ない。これこそ国力を削いでいると感じてきた。

仕事の経験が全然無ければ、履歴書では選ばれない。しかし相談の中で1時間も話していれば、「あなたはできる」と思える人はそれなりに多い。協会に相談にくるまでに、履歴書すら通らない経験をしたり、夫に「お前に何ができる」と言われていたり、親に「あなたが我慢すればいいのよ」と言われたり、友達に「子どもがかわいそう」と言われたりしているうちに、本当の自分はどんどんどこかに消えていく。

男女関係なく、能力を見る仕組みになった方が、みんなの為ではないだろうか?

【生活保護を安易に勧める前に、自立支援のサポートを手厚くしてあげてほしい】
Q子育て後の女性の社会復帰について、行政に求めることを教えてください
A生活保護を安易に勧める前に、自立支援のサポートを手厚くしてあげてほしい

これは一言!「その通り」

自治体向けの自立支援策も協会では作った。「ひとり親自立伴走支援プログラム」という。アンケートにもあるように、現状、自治体には届かないシングルマザーの声には、この意見は多い。頑張ってこのプログラムを拡げていきます。

「諦めないシングルマザーを応援」
これはずっと思っている言葉。私自身、自分に言っている言葉でもあるのだと思う。私は諦めたくないなと、どこかでずっと思っていた気がする。当時はそこまで深く考える余裕も無かったが、今振り返るとそう思っていたのだろう。

もし、あの時(特に生活保護を役所で進められた時)諦めていたら、こどもたちの人生も全然違ったのだろうな。生活保護は絶対に必要な制度。しかし現状の仕組みでは、一度入ると出にくい。いろいろな視点から見て、出にくい。

絶対に必要な仕組みだからこそ、入りやすく、出やすくなればいいのにと思う。