シングルマザーの経験と企業の理由から、両方にプラスになるようなマッチングを作り出す

食器用洗剤のストックが無いと、洗い物が溜まって困る。


【結局就職で生活の安定は決まる!】
ここ数年は、シングルマザーの就労支援に力を入れています。
10年活動してきて、結局就職で生活の安定は決まる!と、当たり前ですが確信しました。
となると、就職支援ができなければ、生活安定のためのシングルマザー支援はできないことになります。

活動を開始した頃の私は、やる気はありましたが知識は全くありませんでした。自分の経験くらいしか語れるものが無いという状態。ひとりの経験なんて、偶然はまる人にはいいけれど、多くの人にはどうでもいいことです。そんな経験だけでは何もできません。

日々、話をするシングルマザーの方の経験を、私の頭に蓄積させ、聞かせてもらう経験の数が増えると傾向が見えてくる。傾向が見えてくると分析ができる。分析ができると方法が見つかる、という流れで日本シングルマザー支援協会は仕組みを構築してきました。

企業側も同じです。企業からの問合せが多く、これは全く予想していなかったことでしたが、それによりシングルマザーと同じく、企業がシングルマザーと見て聞いて問い合わせをしてくれる理由を知ることができました。

1社の理由を知り、私の頭に蓄積させ、別の企業の理由も知り、聞かせてもらう理由が増えてくると傾向が見えてくる。傾向が見えてくると分析ができる。分析ができると方法が見つかる、と言う流れは全く一緒でした。

【シングルマザーの経験と企業の理由から、両方にプラスになるようなマッチングを作り出す】
シングルマザーだけでもダメ、企業だけでもダメ、シングルマザーの経験と企業の理由、この両方から、両方にプラスになるようなマッチングを作り出す。これがMES(ミーズ)就職プログラムです。

今の3ステップとなったんです。

まだMESが無かった頃、「こんなに良い仕事の話がきたよ、ここに就職できれば生活が安定する」と思い、無知な私は大喜びしましたが、職業紹介には免許がいると知った時、笑えますが驚きました。そして怒ってました。「これじゃ何もしてあげられないよ」と。

今では免許事業である意味が分かりますが、当時は邪魔な仕組みだと感じていました。

また、女性には不安が多く、良い仕事があり、その収入があれば生活が安定すると分かっていても、挑戦は簡単ではないことも理解するようになりました。

寄り添うサポートが必要なのか・・・
そこまでやるを、どこまでやるか。
そんな仕組みを作らなければ、シングルマザー親子の生活を安定させることは簡単ではなかったんです。

とはいえ10年も続けていると出来るようになるものです。今はできます。特に企業が理解してくれるスピードは速まりました。まだシングルマザーの挑戦のハードルはそこそこ高いです。今はこのハードルを、楽しめるような仕組みにすることを考えています。