相談に来れない方がホームである自宅で、子どもの学習のこと、将来の不安など、たくさんの話をしてくれる

父の一周忌法要の予約をした。「仏滅っていいの?」という声が上がったので調べてみたら、「法事をしてはいけない日はない。お坊さんの都合が悪い時だけ」と書いてあった。秀逸!



【移住という仕組みを知って、「日本って素晴らしい!!!」と思うようになった】
本日は、さいたま市男女共同推進委員会の日。本年度は青梅市でも、ひとつ委員の任命を受けている。

最初の自治体との仕事は、記憶が確かであれば、移住だった。新潟県からのお問合せだったような記憶がある。設立の翌年くらい。民間企業で培った考え方は、一切通用しない場所だった。個人の確定申告と、法人の確定申告くらい違う。

あまりに違うので、一から考え方を習得しなければならない。この時に、ハローワーク勤務だった副代表の山木さんがいたことで救われた。郷に入っては郷に従えです。社会で生き抜いていく術でもある。

東京生まれ、神奈川育ちなので、地方暮らしに憧れる人も多いが、私は一切、個人的には興味が無かった。最初お話をいただいた時は「誰が移住なんてするのだろう?」と不思議でならなかった。しかし知らないとは恐ろしいもので、地方に行かせてもらう機会が増えれば増えるほど、「日本って素晴らしい!!!」と思うようになった。

子育ては自然の中がいい、教育も自然の中がいい、と今は本気で思う。

また、知恵と手が加えられていない場所が多く、宝の山としか思えない。私たちくらいの関りでは、そこまで口を出せないのが空しくなるほど、地方は宝の山だ。

約9年ほど、移住と関わってきて、たくさんのシングルマザー親子が移住をした。関東から地方へ行った方、地方から関東に来た方、地方から地方へと移られた方と様々。また、自治体のサポートで移住された方、企業のサポートで転職に伴う移住をされた方も多い。

コロナ前だったが、リモートワークの仕事を紹介して、この数年で移住しながら点々と暮らしている方もいる。移住という選択肢は、自分で選んでいいという証明でもあるようで、元気になる人が多い。

同じ会社の寮に、協会から紹介したシングルマザー親子が数組いる場所もある。みんなで力を合わせている姿が素晴らしい。

【相談に来れない方が、ホームである自宅で、子どもの学習のこと、将来の不安など、たくさんの話をしてくれる】
2018年2月に、横浜市とひとり親支援連携協定を締結したことを皮切りに、今では10を超える自治体と連携協定を締結をしている。訪問相談事業も、相模原市、横浜市、さいたま市、青梅市と拡がり、ご自宅でシングルマザーの色々な悩みを聞いている。相談に来れない方が、ホームである自宅で、仕事のことだけではなく、親御さんのこと、子どもの学習のこと、将来の不安など、たくさんの話をしてくれる。

シングルマザーの悩みは、本当に多岐に渡る。ひとりでは解決できないことも多いが、話すだけで解決できることも多い。相談に行くハードルは高くても、自治体の声掛けで、自宅に来てくれるのは話しやすいだろう。

訪問相談は、会員さんたちからも「うちの自治体でもやって欲しい」という声も増えているので、もっと広げて行きたい事業のひとつだ。