シングルマザー支援を10年、色々な傾向が見えてきた

11年目に入りましたので、更に前進します!



【家を買っているシングルマザーも多い】
シングルマザー支援を10年継続してくると、色々な傾向が見えてきた。
まず、新卒からずっと正社員でひとつの会社で働いている人に、貧困者はほぼいない。
同じ会社で正社員で10年以上働いている人は、収入が多かれ少なかれ、生活は安定している。家を買っているシングルマザーも多い。

消費傾向として、浪費家は貧困に陥りやすいが、倹約家は生活は安定している。
貯蓄への意識が低い人ほど、貧困に陥りやすく、意識が高い人は生活が安定しやすい。
結婚していた時と同じく、子ども中心に仕事を選ぶ人は貧困に陥りやすく、離婚後は世帯主として仕事を選ぶ人は生活が安定しやすい。

生活費は自分の収入以下の人は生活が安定しやすい。
生活費から手当と養育費を引いた金額だけパートで稼げばいいと考える人は、貧困に陥りやすい。

と傾向を並べると、割と当たり前のこと。
当り前のことだが、子どもを育てている女性には支援者側も当てはめない支援が多い。

【シングルマザーの自立ってそれほど難しくない?】
私が、シングルマザーの自立ってそれほど難しくないと思っているのは、自立には法則があるから。またシングルマザーとは別の課題があることもあり、それこそ福祉でもっと支援するべきだと考える。

自立ができないと思っていた人でも、自分の子育てへの考え方、働き方、消費傾向や貯蓄への意識を、個別相談でひとつひとつ丁寧に、時間を掛けてサポートしていくと、素直な人はみんな自立できる。